2019/03/19
デザイン性と機能性(排水)だけじゃない【施工者】にとって最もメリットのある新しい【土間コン】

デザインを重視して採用。また雨が降ると隣地の山から大量な水が出るためその水処理を考えて透水性コンクリートが良かったという。
施工:鶴よし建設、製造:長岡さくら工場
普通の土間コンだとデザインがイマイチだから
大規模な住宅外構土間コン(駐車場兼)、先行して従来の土間コンクリートが施工され、完成は通常の土間と透水性コンクリートが相互に入り込むデザイン。
施工開始。写真左下のように、「目が詰まっていないか」「ほどよい照りがあるか」を確認し、容器から排出後の「まばらなペーストの付着」を確認することで性状を簡易に確認する。
そして、完成。敷設(材料を配る)してから写真のようにプレートで転圧すれば終了。つまり、時間が極端に短くて済む。
デザイン性と機能性(排水性)だけではない。
もちろん、今回のようにデザインや機能で採用されるケースもある。
ただ、お施主さんがそのように希望しても、
透水性コンクリートを施工した経験のない施工者は、
「触ったことのない材料はやりたくない。土間コンにさせてくれ」
と大抵このようにお施主さんに希望する。
無理もない。
知らない材料を施工するのはあくまで施工者。
だから、万が一うまくいかなかった時の責任は自分たちにある。
このギャップを解消するために全国で施工見学会を開催している。
見過ごされる施工性能その他。
実は、施工者のための製品といっても過言ではない機能を有している。
・迅速施工
・排水性
・クレームが無い
いずれも、土間コンを施工する人にとっては厄介な問題として考えられている筈だ。
・迅速施工
例えば駐車場2台分くらいの規模なら30分で終わる。130m2をたった2人で施工した事例もある。それは、水引き待ちが無いのと、仕上げがプレート仕上げということに起因する。
スピード施工がわかる動画。
・排水性
これは、透水性コンクリート本来の性能。アスファルトと違ってガラスや石材の物性をもつコンクリートの透水性は一生物。だから、水勾配や排水計画が非常に簡易となる。これは、コストにももろに影響することだ。
岐阜の高橋さんの実演(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_671.html)
・クレームが無い
完成写真でもわかるように表面が土間コンと違ってペーストに覆われていない「粗面」となっている。このテクスチャには好みがあるかもしれないが、クレーム発生要因である、「色むら」「ひび割れ」いずれもペーストに発生するもの。ペーストがない、だから、クレームが発生しない。
今日は長野で施工中(見学会となっている)。
透水性コンクリートが日本の土間の標準になるためには。
全国の生コン工場もそうだけど、
全国の施工者の意識に変化をもたらす必要がある。
そのために、見学会。
毎日のように見学会やってます。
少しでも、新しくてお施主さんに価値を提供する製品に興味を持っていたら。
僕たちは自信を持って届けている。
とうすいせいこんくりーと、それは、
生コンでいいこと。
宮本充也