2019/04/10
「人工芝の駐車場その後どうなった?」無限に広がる【エクステリア】仕上げ材の可能性

クローバーターフ(PAEグローバル)の安藤部長らとともにトライアルした「人工芝でありなおかつ駐車場」という夢の工法。実際に毎日車を乗り降りさせているその人工芝駐車場の今。
ちょうど2ヶ月が経過した人工芝の駐車場の今は?
ちょうど2ヶ月前の2月19日に試験施工された透水性コンクリート下地の人工芝(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/_1_7.html)
実際に車を乗り入れている(毎日)。
2種類の人工芝。右手側にも毎日車は乗り入れている。タイヤ部分の芝が寝てしまっているが、回復可能。下地透水性コンクリートの下面に水が浮き出ているのが視認できる(つまり、表面は乾いている)。
人工芝の他に、天然石樹脂舗装(リンクストーンなどが有名)、ウッドデッキ、人工芝にも適用可能。
例えばリンクストーン。
(https://kenzai.shikoku.co.jp/products/wall_outer/hosou/index.html)
天然石樹脂舗装の王道と言っていいこの製品。
取り扱い説明書(施工要領)をよくよく確認してみる。
下地の土間コンは、
・適切な水勾配
・水抜き穴
の設置が推奨されている。
つまり、人工芝も樹脂舗装も、なにもかも、滞水している状況はよくない。
ということを伝えている。
言っても樹脂。
滞水することで劣化しやすくなる。
乾燥、湿潤、乾燥、湿潤の繰り返しは樹脂製品を蝕むのだ。
その意味では下地が透水しコンクリートであるということは理想的な環境と言っていい。
・水勾配
・水抜き穴
のいずれも不要。
ウッドデッキも、人工芝も、今後も経過観察は続く。
そんな透水性コンクリートと非常に相性がいい樹脂(を含んだ)仕上げ材(舗装材)。
透水性コンクリートが普及するに従って、こうした仕上げ材の用途の幅も広がっていくはずだ。
こちらは天然木のデッキ(下地は透水性コンクリート)を駐車場として適応している現場。
続々と採用実績は増えている。
経過観察もデータもさらに増えていく。
理論上、そして曝露データ上も。
駐車場としての、人工芝を初め各種仕上げ舗装材。
エクステリアの提案は無限に広がり始めている。
生コンでいいこと。
宮本充也