長岡生コンクリート
オコシコンは高い透水性を持ちながら表面強度・曲げ強度に優れたポーラス構造の高強度コンクリート

2019/05/06

「日本人は『有機』という言葉に弱い」それなら、どうだ?【有機コンクリート】(植生ポラコン)

「日本人は『有機』という言葉に弱い」それなら、どうだ?【有機コンクリート】(植生ポラコン)

同じ棚に並べられた有機野菜と化学肥料で育てられた野菜。おそらく大半の人たちは有機という無意識に見せられた有機野菜を手に取るはず。さて、コンクリートの場合どうなる?



有機という言葉に弱い日本人

とある醤油メーカーに勤める方の言葉。

事実、

「有機大豆」

と書くだけで売れる。

実際は、

醤油は遺伝子レベルで大豆を分解・発酵するので、

「有機大豆と健康は関係ねえ」

と笑う。


意識高い系の人たちに支持される「有機信仰」。

なんとなく「有機」と書いてあるだけでロハスのなイメージ。

昨日紹介した有機アスファルトもその好例かもしれない。

https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_729.html

アスファルトそのものが熱可塑性樹脂(有機物、石油製品)。

アスファルト=有機

そこに、もういっちょ有機を重ねる。

それなら、言い切ってみよう。

有機コンクリート。



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こちらは植生ポーラスコンクリートと呼ばれる護岸ブロック(https://www.nanwa-sangyo.com/06_Use1/06_F_Use_N12.html)。



実は、歴史の長い「有機コンクリート」。

・有機 = 植生(植物が自然に生育する様子)

とするならば、植生ポーラス(空隙のある)コンクリートは元祖有機コンクリートとなるだろう。


ここで、

「何でもかんでも"有機"入れればいいってもんじゃない」

と断じることなかれ。

今の時代「伝える」「情報発信」のスキルは前提として求められるもの。

伝わらないものは存在しないのと同じ。

そもそも、

植生ポラコン

という存在を世の中はどれほど認知していただろう。

・ポーラスコンクリート

もそうだ。

ましてや、

・透水性コンクリート

なんて一体どれほどの人が適正にその意味を把握しているだろう。


植生ポラコン

というワードで存在が伝わらなかった(少なくとも世間一般に)のであれば、

有機コンクリート

という言葉もありなんじゃないかって思い始めてきた。


「え?!コンクリートにも有機があるの?」


半分曲解めいたものだったとしても、専門家でもない人がコンクリートに多少なりとも興味を示すきっかけになるだけでも有益だ。



日本人は有機という言葉に弱い。

それなら利用しよう。

有機アスファルトのように語源で考えるともうわけわからなくなってしまっている言葉だって通用させてるのだ。

有機コンクリート。

本来、植生ポーラスというワードが仮にあったとしても。

伝わってなんぼ。

そんな発想は不謹慎だと叱られてしまうだろうか。

僕は伝わってなんぼだと思うんだけどね。

全然伝わってないから。

コンクリート。

生コンででいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士

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