2019/07/11
【施工者】にとって「アスファルトではなく透水性コンクリートにするメリットって何?」【共同住宅】外構工事

マンション・共同住宅外構工事(舗装)にアスファルトじゃなくて透水性コンクリートを施工することによる施工者(工務店、ビルダー)にとってのメリットやアドバンテージの列挙。
施主(管理組合)のメリット:https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/dmpowered_by.html
施主(管理組合)のメリットはわかった。俺たち施工者のメリットは?
このところ急速に問い合わせ数が伸びている共同住宅外構(舗装)における透水性コンクリートの採用。たとえば、こんな現場。
あれ?マンションの外構工事(舗装)って自分たちで施工できたっけ?こちらは自前の施工班で打設している様子。さらに、路盤にはワイヤーメッシュがないことがわかるはずだ。直取りすることで施工人員も省力化可能。
最寄りの生コン工場(生コンポータル手配)から生コン車で届く。生コンは自分で施工するでしょ?
200m2くらいまでなら5人で1日施工完了。
たとえばこんな現場。住宅外構にとってはやや大きめの面積(75m2)も半日で終わらせることができる。
マンション外構(100m2〜200m2迄)サイズが最もお得。
おそらく「100m2超で土間コンクリート」はナンセンスだと思うはずだ。
それもそのはず。
そんな大規模に生コンを採用したら大変な目にあう。
施工そのもの(敷設)は問題ないだろう。
ただ、そこから始まるブリーディング引き待ち(水引き待ち)と金鏝仕上げ3回。
これは到底現実的ではない。
翌日になってしまう。
施工班5名が徹夜。
働き方改革の時代にナンセンスだ。
ただ、透水性コンクリートには武器がある。
・ブリーディングが発生しない
・プレート転圧1発仕上げ
という武器だ。
これが、コンクリートでも100〜200m2対応可能な理由。
誰でも施工できる。特殊な道具もいらない
例えば女子だけでも施工できる。
施工道具も写真に写っている一般的なものだけ。
アスファルトは専門業者に材工で発注するでしょ?
自分で施工できないよね?
施工者なのに。
つまり、自社で仕入れた材料と自前の施工班で施工ができる。
これ以上は言葉もいらないはずだ。
小規模(住宅外構50m2以下)であったとしても、ゆとりの時間をほかの施工に当てることができるからメリットがある。
100m2〜200m2のようなマンション外構には自前の作業班が1日かかったとしても、対アスファルトで十分コストパフォーマンスが発揮できる。
だけじゃない!アスファルトにはないアドバンテージ。
施工上のメリットだけじゃない。
プロならお分かりのことだろう。
アスファルトよりもコンクリートの方が俄然耐久性が高い。
・わだち
・骨材飛散
ありません。
・経年劣化
ありません。
だって、アスファルト(石油製品)と違って、コンクリートはガラスや石材の仲間だから。
これまで、マンション(共同住宅)外構のサイズにはなかなか検討されてこなかった透水性コンクリート。
実は、最も実力を発揮できる領域。
それが、マンションや共同住宅の建築外構(100〜200m2)サイズだ。
生コンでいいこと。
宮本充也