2019/08/11
【京都】「いよいよ天橋立エリアでも始まる」僕たちが見学会に寄せる想い

見学会から1年越しなんてことも珍しくない。市場と顧客は新しい価値に対して常に前向きなわけじゃない。伝わるまでに時間がかかることだってある。だからこそ、本物の価値。「いよいよ天橋立エリアでも始まる」。
製造:山城生コン、施工:石田建設(50m2弱、5.5m3、駐車場)
「1年かかってようやっとちらほらと動き始めてきた」
施工開始。民間駐車場50m2弱に透水性コンクリートをご採用いただいたのは地元石田建設さん。
かれこれ1年か。新しい価値というものはすぐに広がることもあれば、徐々に様子を見ながら時間をかけて広がるってこともある。https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/case/101.html
大切なことは、やめないこと。続けること。
事業活動のことだ、いい時もあれば悪い時もある。
やめる理由はいくらでも出てくる。
それがいつしか15年になってしまった。
続ける。
採用してくれた人の信頼に応える。
喜ばれる。
喜んでいただける、貢献できることだということがわかる。
だから、続ける。
草取り、水たまり、地面に関わるいろんな身近な悩みに始まって、いつしかこの活動そのものが大地の機能を取り戻す(地下水系の復活)ことに貢献できる大義に気づく。
伝えるための、見学会。
毎月全国のどこかで20回くらい行なっている。
もちろん、いろんな人に負担をおかけして開催している。
すぐに反応があるってわけじゃない。
一攫千金みたいなことは起こらない。
市場と顧客は、僕たち(全国の生コン、施工者)の本気をみている。
採用するに値する技術なのか。
言葉には出さない。
ただ、唯一絶対の評価者である市場と顧客は、僕たちの活動を眺めている。
1年越しで施工された駐車場。このところちらほらと引き合いが増え始めているという。
次は、お寺の境内。大規模案件に採用。
山城生コン山城さんから聞いた。
「次は大規模で、お寺の境内に採用。その時には応援に来てもらうかもしれない」
振り返ればこのご縁も随分長い。
同い年の山城さん。
続くご縁と、切れるご縁。
これといって意識してるわけじゃないけど、結果的にそういうことはある。
現実に浮かび上がる形(例えば透水性コンクリートの地面が施行されるとか)ってのは所詮ご縁と時間の先にしかないのかもしれない。
結果を求めるのではなく、自分たちがもっとも大切にしている信条とか、いつも一緒に働いている人への共感とか。
有名になりたいとか金儲けしたいとか。
そうした結果を求めると、身の回りへの配慮や使命感がぼやける。
いつしか自分優先になる。
そんな活動に周囲の共感はついてこない。
つまりうまくいかないってことだ。
常に大切なことを忘れないように。
今年の夏はめっぽう暑い。
これまで歩んできたように。
市場と顧客が求めていることへの感性を磨きながら。
今日も明日も普及活動に勤しみたい。
宮本充也