2019/09/29
【静岡】「透水性コンクリート屋ってワケじゃない」土間コン

生コンポータルのコンテンツは何と言っても「生コン」。日々全国で出荷される生コンはあらゆる部材に届けられ現場で形が与えられる。今日は従来の「土間コン」について。
製造:生コンポータル(長岡さくら工場)、施工:匠建設。
もちろん、土間コンクリートもお届けしている
ワイヤーメッシュ敷設(ふせつ)の状況。
面積がある場合はパワートトロウェルと言う機械で仕上げられる(池上さん撮影)。
透水性コンクリートだけ届けてるわけじゃない。
オーセンティックが土間コンで、色物が透水性コンクリート。
そんな位置付けでは決してない。
いずれもオーセンティックである。
普遍的な価値を持つ透水性コンクリート。
言うなれば透水性コンクリートは、
「ドライテック2.0」
ぱっと出てちやほや人気となりいつのまにか消えてしまう色物舗装材とは違う。
確実に次代の土間コンクリートの定番の座を揺るぎないものとする。
いずれの生コン工場でも出荷される。
でも、そうは言っても、今回出荷したような土間コンクリートもなくならないだろう。
例えば、汚染水の排水をコントロールしたいような場合。
たちどころに水が地面に吸収されて仕舞えばそれは土壌汚染を招く。
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_828.html
例えば、生コン工場の土間コンは透水性コンクリートとはならない。
そんなことをしてしまえばアルカリ水がそのまま土壌を汚染してしまうことになるからだ。
透水性コンクリート「も」届けられるという意味。
現在生コンポータルが提携している生コン工場は223工場。
彼らは透水性コンクリート「も」届けられる。
つまり、普通の生コン工場は普通のドライテック「しか」届けてない。
上記「も」届けている工場はそれだけ新技術に対して前向きということができる。
ということは、つまり、普通の土間コンクリートの品質レベルが低いか高いかは自明。
常に前向きで探究心のある工場と、いつも似たような製品しか作らない工場。
あなたはどちらから製品を購入したいだろう。
3,000のうち800を目標にしている。
日本の舗装アスファルト95に対してコンクリート5%。
アスファルト工場800と言われる。
一方生コン工場は3,000以上を数える。
ならば、800。
日本中で問い合わせの絶えない透水性コンクリートをきっかけとして、日本中の前向き生コン工場と繋がる。
15年前に事業が始まった頃。
それこそ、「見たことも聞いたこともない青年からの問い合わせ」としての透水性コンクリートの製造依頼に親身に応えてくれ大恩のある生コン工場の面々。
ほんの数工場がやがて、数十、そして今や200を超え、目標は800。
数の上ではアスファルト工場に肩を並べて日本の地面を変えてやる。
新しい時代の求める新しい生コン産業。
それは階層的で誰か特定の全体構想に指図されるようなもんじゃない。
それぞれが主体的に要求を感じ取り変化する生コン産業。
そんな生コン工場から届く「普通の」土間コンもきっとその価値は顧客に届くはずだ。
宮本充也