2019/10/07
「その土間コン表面に発生する錆の問題なんとかなるの?」

骨材の黄鉄鉱という成分が原因で土間コン(あるいは洗い出し、透水性コンクリート、アスファルト)表面に発生する錆。機能(耐久性、強度)上問題はないものの、どうしても見た目が悪い、「その土間コン表面に発生する錆の問題なんとかなるの?」
土間コンの錆補修をセメントペーストでやってみた。
「表面にぽつぽつと出る錆」(https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_484.html)。あくまで美観上の問題。
原因は骨材に含まれる鉄分(黄鉄鉱など)が表出し錆びたもの。
洗い出し、透水性コンクリートなど、「骨材がそのまま表面に出る」構造であれば顕著。
ただ、普通のアスファルトやコンクリートも長年の供用で表面のペーストが剥がれ骨材から錆が出ることもある。
知らない人は突然出たその錆をみて、
「なにこれ?」
となるのだ。
これは、クレーム対象だ!と。
まあ、そう、怒る前に専門家に相談してみよう。
以前も紹介したことだが、サンポールなどで錆を除去する方法もある。
今回は、除去ではなく「被膜」というアプローチ。
動画撮影と実験は生コンポータルの柳川さんによる。
塗膜後の状態。
この後乾けば見た目の不自然さは消える。
透水性コンクリートのメリット!
補修箇所が狭い。
これは、洗い出しや通常の土間、アスファルトは水を透さ無いため、水が流れる。
つまり、錆も流れる。
補修範囲が広くなる。
透水性コンクリートの場合はその場で透水する。
だから、錆もその場で「ぽつん」都市化発生し無い。
だから、補修範囲が狭い。
これは、錆という問題における透水性コンクリートのメリットだろう。
普及が加速してくるとこれまで想定もしなかったことを「問題」とする傾向が生まれる。
一つ一つに浮き足立たずにじっくり慎重に進んでいきたい。
今僕たちがやっていることは「日本の地面を再生する」こと。
目的をきちんと失わず。
商売とか、ビジネスということ以前に本質を忘れ無いようにしたい。
あまり急成長を求めず。
着実な歩みを優先したい。
宮本充也