2019/12/08
【岡山】「車が乗らないのであれば全然あり」振動プレート・足踏み

プレート転圧仕上げをしない環境調和工法はこの1週間に伊豆の国市のカイコーポレーション(佐野社長)によって生み出され、今度は白石建設(担当前原さん)の手により岡山でも施工実績が生まれた。「足で踏んだりしてプレート使わない施工」。
「足で踏んだりプレート使わない施工」
施工Before。
白石建設の新設試験室全面に舗装をし看板を設置することで道ゆく人にもPR予定。
看板の原稿。
これに、QRコードを表示して設置される予定だ。
なんと今回は「振動プレートを使わない」工法で施工する。
カイコーポレーションの佐野社長が生み出した本工法。
足踏みでその微妙な転圧をかける。
https://www.nr-mix.co.jp/dry_tech/blog/post_904.html
今回白石建設の前原さんも振動プレートをあえて使わず足踏みやプラゴテでの叩きのみで施工を決断した。
施工After。
今回はトップコートではなくプラントで顔料を練り込むことで着色をしている。
(※対応工場は限られ、また白華現象による変色が懸念されます)
車が乗らないのであれば全然あり。
振動プレートの役割は締め固め。
骨材と骨材が緊密に結びつくために振動プレートをかける。
そのことでコンクリートとしての曲げ強度は所定の水準を満足する。
そのことで車両が乗り入れても割れない程度の強度が得られる。
前回の植栽周辺の舗装や今回のように車の乗らないアプローチなら考えてみれば強度なんかいらない。
固まってりゃいい。
草が生えてこなきゃなんだっていい。
水がとおればなおさらいい。
というようなニーズなのであればそもそも振動プレートなんか要らないよね。
僕自身もとらわれていたのかもしれない。
一旦フローが出来上がると人はそれに従って行動をするようになる。
「ところで、そもそも、なんで振動プレートやってんだっけ?」
一部の天才はこの手の「そもそも論」を忘れない。
そして、「プレートいらないじゃん」とこうなる。
そのことでさらに工程は簡略化する。
「足で踏んだりプレート使わない工法」
かくして新しい標準は生まれるのだ。
宮本充也