2019/12/17
「お釈迦様の甘露の雨は排水溝?木の根っこ?」しょうれんじこども園

僕の卒園したしょうれんじこども園(https://shourenji-kodomoen.jp/)では今壮大なプロジェクトが進行中。「お釈迦様がお生まれになられた時に降った甘露の雨は排水溝?木の根っこ?」。透水性コンクリートの性能と施工を園児に体験してもらおう。元浄和尚のアイディアが5月に具現化する。
参考ブログ:「10,000年に1度の吉兆|正蓮寺」
お釈迦様の甘露の雨は排水溝?木の根っこ?
現在しょうれんじこども園では園内整備事業が始まっている。
本堂の前に開けるスペースを大改装。
屋外イベントができるようにステージや芝生を設置する。
そのぐるり周囲の舗装(車歩道)に透水性コンクリートを計画。
自然と人が調和するスペースの舗装もやっぱり自然と調和するものでありたい。
お釈迦様がお生まれになられた時に降った甘露の雨は排水溝じゃなく地面が吸収して地下水脈や木の根っこに届いていたはず。
そんな大人だからわかる大自然の本質を園児たちに言葉で説明したってわからない。
だから体験を通して感じ理解してもらいたい。
元浄先生(住職)のアイディアが今具現化しようとしている。
「作業員は大勢おります^_^」は元浄先生のひかるアイディア。
僕はこのアイディアに心が震えた。
なにも大人のように道具をもって作業するってことじゃない。
ただニコニコみんなでお喋りしながら100人の大行進。
その足元には地元の工場から生コン車で届けられた透水性コンクリート。
行進することで転圧される。
今月伊豆の国市内で生まれた「足で踏みしめ転圧する透水性コンクリート」から着想を得たものだ。
https://shourenji-kodomoen.jp/
自分たちで作ったその舗装は完成すれば降雨を地下水系に還元する。
排水溝が水の動きを統制するんじゃない。
200年前まだ何にも覆われていなかった大地と同じように。
大地は木の根っこに水を届け空気の流通を妨げない。
そんな循環を体感してもらうプロジェクト。
僕も池上さん(左)もしょうれんじこども園の卒園生。
地元で生まれ育ち地元で働く大人たちが卒園したこども園に自分たちの製品をお届けする。
ランニングの最中に立ち寄った現場ではとてもワクワクする話し合いになった。
お寺も地元。
生コン工場も地元。
どちらも、地元循環の大切な役割の1つを果たしている。
そこに入園するこどもたちは将来そんな地元を支えるこどもたち。
そんなこどもたちに未来の地元を守る製品を届け施工してもらえるなんてこんなに興奮することがあるだろうか。
いよいよ吉兆が具現化しようとしている。
宮本充也