2021/04/17
【福井】「ドライテックで舗装と基礎を兼ねるカーテンゲート」TOKO・エクスショップ

カーテンゲート設置のトラブルあるあるとして水勾配がうまくできず水たまりができてしまう、というのがある。ドライテック(ポーラスコンクリート舗装)を基礎コンクリートも含めて採用することで解消されるのではないか。仮説を立てて検証(実践)するものづくり舞台裏の話。ドライテック施工。
⚫︎参考記事: 「カーテンゲートと土間コンの《普通》《当たり前》を常識では考えられない努力と知恵で」エクスショップ・TOKO
カーテンゲートの舗装革命
確認したいことは2つ。
1つは、カーテンゲートの柱が風倒などの応力で破損しないだけの強度をドライテックが有しているか。
ドライテックは曲げ強度で2.5N/mm2以上発現することがわかっているが、果たして通常のコンクリートで言うところの18Nとか強度が担保されているのか。
ちゃんとコンクリートなのか笑。
TOKOとの協業で確認したいのは舗装する際に基礎構造物もドライテックが機能として果たすことができれば施工が簡素化できるという可能性。
基礎として要求される「重さ」という面では舗装と一体化されているため問題はないはず。
あとは、応力がかかる柱の根っこ部分のコンクリートの硬さが所用の度合いを満足しているか。
実際に実験場で実験(破断テスト)することで確認を予定している。
そして、もう1つは供用性。
実際に日々開閉されるカーテンゲートのタイヤからの荷重(輪荷重)に対して耐えられるだけの強度(飛散抵抗性など)を満足しているか。
あるいはゴツゴツした表面でカーテンゲートの方が痛まないか、などを確認予定。
土間コンをポーラスコンクリートにすることでクレーム・トラブルになりがちな水勾配不良(水たまり)を防止することができる。
この性能は実際に施工に携わっている人たちにとって大きな可能性を開く。
こちらはエクストラで破損していた舗装の補修用に残コン(余ったドライテック)を利用。
社長ぢきぢきのリクエストだったためご要望にお応え笑。
今月26日に実験
さあ、場が温まりました。
そもそもこの話はエクステリア資材販売日本一エクスショップの加島さんからの発案だった。
どうしても規格とか基準でがんじがらめのコンクリートや建築の世界。
JIS(工業規格)とかJASS(建築基準法)。
今回おそらく実証されるだろうけれど、基礎としてポーラスコンクリートはいけるはず。
そしたら、カーポートとか、そのほかの基礎としてもいける。
舗装と基礎を兼ねる。
普通は別々で工事する。
それが一回で済む。
時短。
一気にできちゃう。
こんなにお得なことってあるだろうか。
そうなるためには、何よりもまず、実践、やってみる。
できる、はず。
でも、はず、ではだめ。
世界の景色を変えるのはいつだって実践。
理屈は後からついてくる。
というわけで、TOKOさんのご協力のもと、エクステリアに従事している人にとっては垂涎のまとのプロジェクトが動き出した。
その模様は適宜ブログとして紹介していきたいと思う。
宮本充也