コンクリートのDIYは簡単?生コンDIYの難しさやメリットデメリットを解説
更新日:2025年 07月 23日

お庭や駐車場を作る時のコンクリート舗装、DIYで施工することも可能です。
DIYによるお庭や駐車場の施工は、価格をとても安く抑えることができ、デザインも自由に決めることができるので施工にたくさんのメリットがあります。
「少しでも安くおしゃれなお庭を作りたい!」といった時にはコンクリートのDIY施工が最適です。
しかし、そんなDIY施工にはデメリットが存在することも事実・・・
今回は、お庭や駐車場をコンクリートでDIY施工するメリットやデメリットを解説します!
DIY施工をお考えの方はぜひ、最後まで記事を参考にしてみてください。
お庭や駐車場のコンクリートはDIYできます!
家周りの敷地にお庭や駐車場を作ろうと考えた際、コンクリートを使うためプロの施工業者に依頼すると考える方も多いでしょう。
しかし、お庭や駐車場はコンクリートを使う場合でもDIYで施工できます。
DIYによる施工は大変なイメージもありますが、作ることができれば、安く自由なデザインで自分だけのオリジナルなお庭を作ることも可能です。
新築で戸建てを建てる時、予算を家に使いすぎてお庭や駐車場に回せるお金が少なくなった場合、DIYで施工されるお施主様もおられます。
もちろんDIYが趣味で好きな人は、自宅の空きスペースをお庭にしたり専用の駐車場を作ったりと、自由にDIYでコンクリートで施工しているのです。
コンクリートDIYにはメリットがたくさんある
コンクリートのDIY施工にはたくさんのメリットがあります。
・安くお庭や駐車場を作れる
・自由にお庭や駐車場をデザインできる
・自分でできる雑草や水はけ対策としては最強
どのようなメリットがあるのか順番に紹介していきます。
安くお庭や駐車場を作れる
コンクリートを使ったお庭や駐車場を施工する際には、DIYによる施工が一番安く済みます。
プロの施工業者に依頼すると、職人の人件費や諸経費が加算され、材料費以上の合計価格が必要となります。
これがDIYなら、自身で施工するため人件費はほぼ0となり、施工に必要なコンクリートなどの材料費および道具の費用で施工することが可能です。
コンクリート施工にかかる費用を最小限に抑えられることから、DIYの最大の魅力はコストの安さだと言えるでしょう。
自由にお庭や駐車場をデザインできる(技術がある場合)
DIYであれば、自分の好きなデザインや形状でコンクリートの施工ができます。
目地を入れたり好きな形のお庭を作ったり、人工芝と組み合わせた作りにすることも可能です。(排水を考慮した水勾配は必須です。)
もちろんコンクリートに対する知識や技術がある程度必要となりますが、
DIYによる施工は、世界に一つだけのマイガーデンや、使い勝手を最大限考慮した駐車場を作れることに魅力があります。
自分でできる雑草や水はけ対策としては最強
家周りに敷地があるお施主様の悩みとして、雑草が生え放題、雨が降るたびに水たまりができる、大きな2つの悩みが存在します。
この悩み、防草シートなどで一応対策はできますが、現実的には不十分で数年も経てば雑草生え放題となってしまいます。
そこで、雑草や家周りの水はけ対策として最強なのが「コンクリート」です。
コンクリートなら地面に蓋をするため雑草が生えてこなくなり、水もきちんと排水されるようになるため水たまりができる心配がなくなります。
家周りの問題をコンクリートなら一発で解決することができ、自分でできる(DIY)対策としてコンクリートは最強と言えるのです。
このように、コンクリートをDIYで施工するメリットはたくさんあり、今日も多くのDIYerが駐車場やお庭のコンクリート、柵やちょっとした犬走をDIYしています。
お庭や駐車場のコンクリートDIYは簡単なのか?
ここまでコンクリートのDIY施工の魅力を紹介してきましたが、「DIYでも施工ができる」人向けの魅力が前提となります。
というのもお庭や駐車場の舗装としてコンクリートを施工する場合、そもそもコンクリートのDIY施工は簡単では無いという問題点があるためです。
生コンクリートを施工する場合、以下のポイントをクリアしなければ上手く施工ができません。
・DIY施工に必要な道具や材料の準備
・施工前の除草、型枠の設置
・生コンクリートや砕石の手配
・下地の掘り下げや整地
・ワイヤーメッシュ設置
・水勾配の設定
・残土処理
一見コンクリートをお庭や駐車場に流し込むだけで施工できるイメージがありますが、完成するまでにはかなりの労力および準備が必要なのです。
そのため、コンクリートをDIYで施工した経験が無い場合、お庭や駐車場の施工はDIYの中でもかなり難しくなってしまうことを覚悟しておきましょう。
お庭や駐車場をDIYで施工するデメリット
お庭や駐車場へのコンクリート施工には、DIYで施工する際のデメリットも存在します。
どのようなデメリットがあるのか、一つずつ紹介していきましょう。
大量の生コンクリートや材料を入手しなければならない
DIYでコンクリートを施工するためには、施工箇所の広さと厚さに合わせたコンクリートが必要となります。
お庭や駐車場分の広さとなると、ホームセンターで手に入るコンクリートでは当然間に合わず、生コン工場や施工業者を仲介して入手しなければなりません。
さらに、施工に必要な道具や機械、コンクリートを施工するための型枠なども準備しなければなりません。
用意する材料がとても多く、初めてDIYで施工する場合には用意するコンクリートや材料、道具の多さにほとんどのDIYerが困惑します。
施工のために専用の道具が必要となる
コンクリートを施工するためには、コテ、一輪車、スコップ、鋤簾(じょれん)、トンボやレーキ、など各種現場に合わせて専用の道具が必要となります。
全ての道具が必要というわけではありませんが、他のDIYに応用できる道具が少なかったり、お庭を作るためだけにしか使わない道具を揃えなければいけないこともあります。
お庭や駐車場を作るために、生コンクリートの価格だけを考慮する人も多いですが、実際には施工を行うための道具の費用も必要となるのです。
水勾配や耐久性を考えなければならない
土間コンクリートを施工する際、水の流れを考えて水勾配を付けなければなりません。
施工前からしっかりと排水を行うための計画を立て、上手く水が流れるようにコンクリートに傾斜を付ける必要があります。
それと、コンクリートが薄いと車の荷重に耐えられない恐れもあり、しっかりと車が載っても大丈夫な厚さを確保しなければなりません。
このように、単にコンクリートを施工すればいいというわけではなく、水が流れる方向や傾斜を考えて付け、車が載っても大丈夫な厚さを確保しなければいけないのです。
(正直、初めてのコンクリートDIYで水勾配と耐久性を考えるのはかなり大変です。)
施工前~施工にかなりの労力が必要
コンクリートの施工は、実は施工時よりも施工前の準備が非常に大変です。
雑草が生えた土地ならまずは草むしりから始めて、コンクリートの厚さに合わせて基礎を掘り下げたり、沈まないように砕石の準備や敷き詰めも必要となります。
お庭や駐車場を作る際、一番大変なのはコンクリートを流し込む場面よりも、そのコンクリートを施工するための準備の方が大変な場合が多いのです。
残土処理や余った材料の処分が大変
コンクリートを施工するために発生した、残土(掘り下げた時に出る土)や材料の余りなどは、DIYerがきちんと責任を持って処分しなければなりません。
特に残土は地域によって処分費用が異なり、想定していたよりも処分に費用が掛かってしまうこともあります。
こういった施工時に発生した残土や材料の処分を行うまでを考えると、DIYよりも施工業者に施工を依頼したほうが苦労せずに済む場合がほとんどだったりします。
完成度や労力を考えると施工業者に依頼した方が良い
お庭や駐車場をコンクリートで作る際には、施工業者に依頼したほうが良いメリットもたくさんあります。
特に1度しかDIYする機会が無い場合には、後のことを考えると施工業者に依頼したほうが安く済むことも。
実際にDIYではなく、施工業者にお庭づくりを依頼するメリットを見ていきましょう。
材料の手配から施工の準備まで全て工事に含まれる
施工業者に工事を依頼すると、当然ながら施工の準備から材料の手配、工事で発生する残土の処分まで全て行ってもらえます。
その分DIYで施工する場合よりも費用は高くなりますが、楽にコンクリートで舗装されたお庭や駐車場が手に入ります。
工事期間も短く、最短で家周りの環境を整えられるメリットもあるため、少しでもDIY施工に手間を感じるなら依頼するのがおすすめです。
現場の環境に合わせて水勾配を設定してくれる
コンクリート上の雨水を上手く排水させるために水勾配が必要だと紹介しましたが、プロに依頼をすれば現場の環境に合わせて水勾配を付けてもらえます。
初心者DIYerだと水勾配を付けたつもりが水が上手く排水できない問題が発生しますが、プロに依頼すればその心配も無くなります。
特に、お庭や駐車場周りに排水設備が無い場合、水勾配を付けるだけでは意味がないためセットで工事を依頼することもできます。
DIYだとそこまで行うことは難しいため、最初から工事を依頼した方が良い現場も存在するのです。
職人が作るお庭や駐車場は半永久的に使える
プロの職人が施工するコンクリートは、現場の環境に合わせて強度や水勾配が考えられ、コテによって綺麗に仕上げられます。
半永久的に使える駐車場を作ってもらうことができ、職人技による仕上げと共におしゃれな作りにしてもらうことも可能です。
DIYではそこまで考えられずにいつかは壊れる、デコボコな駐車場となってしまうかもしれませんが、施工業者に依頼すればそのような心配はありません。
見た目や耐久性を考えると、プロの施工業者に依頼するのが一番と言えるでしょう。
コンクリートのDIYに少しでも不安を感じたら施工業者に依頼しよう
今回はお庭や駐車場のコンクリート舗装をDIYで施工するメリットとデメリットを解説してきました。
DIYで施工するメリットとしては結局のところ、費用が安く済むことが一番のメリットとなるかもしれませんが、相応の手間や時間が掛かる場合がほとんどです。
特にDIY初心者の方だと、コンクリートが上手く施工できずに困ってしまうこともあるため注意しましょう。
少しでもお庭づくりや駐車場作りに悩むときには、一度プロの施工業者にご相談ください。
庭コンでも次世代の透水性コンクリートを使ったお庭や駐車場の施工を提供しており、メンテナンスに手間が掛からないお庭づくりを提供しております。