【駐車場工事】見積もり次第で数十万円安くなる?相見積もりの重要性を解説
更新日:2025年 09月 29日

家の敷地内に駐車場を作ろうと考えた時、最初に行うべきなのが施工業者に見積もりを取ることです。
駐車場の工事に必要となる費用を把握でき、どれだけのお金で駐車場を作れるのかが分かります。
ただし駐車場をできるだけ安く作るのであれば、単に1社で見積もりを取るだけでは足りず、複数社で見積もりを取る必要もあります。
この記事では、実際に外構工事を請け負うプロが、本当に駐車場を安く工事するための見積もりを取る必要性を解説します。
単に見積もりを取る理由だけではなく、相見積もりを取る際のメリットや気を付けるべき注意点もまとめます。
少しでも駐車場を安く作ろうと考える方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
駐車場工事で取る見積もりとは
見積書とは、駐車場などの外構工事で発生する金額が記載された書類のことです。
(工事前の概算で掛かる金額のみを聞くことを、見積もりと呼ぶこともあります。)
見積もりには、工事に必要となる材料費や諸経費などが記載されており、金額だけではなくどのような工事が行われるのかも把握できます。
ただ工事に掛かる金額が把握できる値段表ではなく、工事の内容や品質、費用を書類上で見える化したものが見積もりです。
そのため、家に駐車場を作ろうと考える時に、最初に行うべきが見積もりを取ることになります。
駐車場工事に掛かる費用
駐車場工事の見積書には、代表的に以下の項目が掲載されます。
・掘削費(地盤を掘削し、整地する作業費用)
・残土処分費(掘削で発生した土の処分費用)
・砕石実費(駐車場の下地に砂利を敷き込む費用)
・舗装費(コンクリートやアスファルトで仕上げる費用)
そのほか、人件費や諸経費などが加わります。
さらに、機械を使用した場合には機械使用料、排水設備・カーポート・フェンス設置などの付帯工事を行う場合は、その費用も追加されます。
駐車場を安く作るコツは相見積もりを取ること
駐車場を作る際にまずやるべきこと、それが見積もりを取ることです。
しかし、1社で見積もりを取るだけでは駐車場を安く作ることはできません。
そこで見積もりを取る際に、安く駐車場を作るのであれば相見積もりを取ることが重要になります。
次に「なぜ相見積もりで安く作れるのか」を解説していきます。
相見積もりとは
相見積もりとは、同じ工事内容について複数の施工業者から見積書を取り比較をすることです。
駐車場を作る場合なら、複数の施工業者に施工箇所を確認してもらい、見積もりを取ることが相見積もりとなります。
相見積もりを取ることで、一番安く施工してもらえる業者を見つけることができ、複数社の見積もりから妥当性ある価格を把握することが可能となるのです。
一番安い施工業者を見つけられる
相見積もりを取ることで、複数業者の中で一番安く施工してくれる施工業者を見つけることができます。
例えば、A社とB社とC社から駐車場工事の見積もりを取りました。
・A社:70万円
・B社:50万円
・C社:66万円
上記の相見積もりが取れた場合、B社が一番安く駐車場を施工してくれることが判明します。
もし、A社でしか見積もりを取っていない場合、他社と比較をせずに70万円で駐車場を作ってしまう結果になる恐れがあります。
そのため、少しでも安く駐車場を作るのであれば相見積もりを取るべきです。
価格の妥当性を把握するために相見積もりは絶対取るべき
相見積もりを取る理由として、価格の妥当性を把握することを目的とする場合もあります。
1社でしか見積もりを取ってない場合、駐車場の施工価格が妥当なのかが判断できません。
高いのか安いのかも把握できず、施主としては安心できない状況となります。
そのため、相見積もりは単に安い価格での施工を目的とするのだけではなく、価格の妥当性を知って安心するためにも必要となるのです。
駐車場の見積もりサービスを行っています
ちなみに、庭コンでは駐車場やお庭の施工をお考えのお施主様向けに、お見積りサービスを提供しております。
現在お持ちの見積書を、LINEもしくはお問い合わせフォームにて頂ければ、「オワコン」「オコシコン」で施工する場合の相見積もりをさせていただきます。
普通の生コンクリートで駐車場を作るよりも、高性能かつ安く施工できる現場もありますので、ぜひ一度見積書をお見せください。
駐車場工事で相見積もりを取るメリット
駐車場工事で相見積もりを取るメリットをまとめました。
・安く施工してくれる施工業者を見つけられる
・工事内容を比較できる
・施工価格の交渉が行えるようになる
・価格と施工内容から信頼できる業者を見つけられる
紹介してきたものも含めて、一つずつメリットを確認していきましょう。
安く施工してくれる施工業者を見つけられる
駐車場工事を検討する人にとって、相見積もりを取る最大のメリットは安く施工してくれる業者を見つけられることです。
一般のお施主様にとって、駐車場の工事価格の平均を調べることは難しく、知らない状態が当たり前です。
そこで1社から見積もりを取り価格を把握し、2社目と比較をして、3社目と見積もりを増やすことで、安く施工してもらえる業者を見つけられるのです。
工事内容を比較できる
見積書には、駐車場を作るために必要な工事の内容が記載されます。
見積もりを取った業者ごとに工事の内容が異なる場合もあり、どのような工事が行われるのかが比較できます。
工事の内容を比較すると、しっかりと工事を行ってもらえる業者や、稀にある手抜き工事を行う業者を見分けることもできたりします。
そのため、工事の金額だけではなく、工事の内容を比較できるのが見積書を取るメリットとなるのです。
施工価格の交渉が行えるようになる
相見積もりを取ることで、施工前の価格交渉が行いやすくなります。
例えば、A社の施工価格が70万円、B社の施工価格が50万円の見積書をもらいました。
同じ工事内容の場合、A社に他社だと20万円も安く施工してもらえることを伝えると、施工価格の交渉を行うことが可能となります。
他にも工事内容の調整や、調整に伴う価格変更の交渉も行えます。
ただし、施工価格の交渉は妥当な金額で工事を行ってもらうために必要ですが、過度に交渉を行うことで発生する注意点もあるため気を付けましょう。
(相見積もりの注意点については後に解説してあります。)
価格と施工内容から信頼できる業者を見つけられる
見積もりを取る際のコミュニケーションや、他社と比較した時の価格、施工内容から信頼できる業者を見つけられるメリットもあります。
対応が丁寧であったり、見積書を比較した際に工事内容と相応の価格を提示する業者であれば、信頼できる施工業者と判断できます。
もちろん、実際の駐車場工事の仕上がり具合を見るまで、完全に信頼できる業者と判断することは難しいですが、信頼できる業者であれば見積もりを取る時点から丁寧な対応の場合が多いです。
相見積もりの取りすぎには要注意
相見積もりを取る際には、注意をすべきこともあります。
それは、何度も見積もりを取りすぎたり、過剰な金額交渉を行った結果、施工業者から煙たがられて工事断られる可能性があります。
最初にもらった見積書が、工事内容から相応もしくは親切な料金で積算されており、交渉をし過ぎた結果安く工事をしてもらうチャンスを逃してしまう可能性もあります。
そのため、相見積もりを取る際はある程度数を絞り、過度に料金を安くするために何度も交渉を行うのは控えるようにしましょう。
安く工事をするときのデメリットもあります
相見積もりを取る時の間接的な注意点として、安く工事をしてしまうデメリットも存在します。
安く工事をしてしまうデメリットとして、駐車場のクオリティ(仕上がり)が下がってしまう恐れがあります。
工事費用が安くなってしまうことから、下地処理の甘さ、舗装の厚み不足、排水設備の不備、アフター対応の不十分、といった施工などの部分で後年に問題が出てくることもあるでしょう。
安さを追求する裏には、駐車場のクオリティが下がってしまうデメリットもあることは覚えておいてください。
もし相見積もりを取らずに駐車場を施工してしまうと・・・
駐車場の工事を行う前に、相見積もりを取る重要性を解説してきましたが、取らずに工事を行うとこのようなことになってしまう恐れがあります。
・相場よりも高い料金を支払ってしまうリスク
・工事内容が比較できないため手抜き工事を見抜けない
・必要のない工事に気づけない
・信頼できる施工業者を見つけられない
特に信頼できる施工業者を見つけることができれば、後の工事も同じ業者に依頼をすることで、相見積もりを取らなくても安心の価格で施工をしてもらえます。
そのため、初めての外構工事や駐車場工事を行う際には、相見積もりは後のことを考えても必ず取るべきと言えるのです。
まとめ「駐車場作りを決めたらまずは見積もりを取ろう」
今回は駐車場工事を安くするために、見積もりや相見積もりを取る重要性を解説しました。
相見積もりを取ることで、複数社の見積もりを比較でき、安く施工してもらえる業者を見つけられるようになります。
ただし、相見積もりの取りすぎや交渉のやりすぎは、業者のへそを曲げてしまう原因となる恐れもあるため気を付けましょう。
それと、見積書の内容をしっかりと確認することで、手抜き工事を事前に防ぐことができるため、しっかりと確認をしておく必要があります。
もし、駐車場工事を検討中で見積書をもらってはみたものの、内容が全く分からず手抜きなのかを判断できずに不安を感じる時には、一度庭コンへご相談ください。
お手持ちの見積書の内容をプロが確認するサービスも提供しておりますのでご利用ください。