オワコンとは?水を透す環境に優しい透水性コンクリートを開発会社が解説!
更新日:2025年 10月 24日
透水性を持ち、家周りの雑草やぬかるみ対策の問題解決に優れるコンクリートがオワコンです。
長岡生コンクリートが開発した透水性コンクリートとして、家周りや空地、路肩の舗装として大活躍しています。
今回は長岡生コンクリートの社長自らが開発したオワコンの特徴、施工するメリットや名前の由来を解説します。
オワコンのコンクリートとしての特徴や施工するメリットに興味がある人は、ぜひ最後まで参考にしてみてください。
オワコンとは
オワコンとは、水を透水させる機能を持った透水性コンクリートです。
長岡生コンクリート(生コンポータル/庭コン)が、戸建て住宅の雑草、水たまり、ぬかるみといった悩みを解決するために開発しました。
悩みを解決するために従来から使われていた砂利敷きや防草シートよりも効果が高く、従来のコンクリートに比べて安価に施工でき、環境に優しい特性を持つことから人気を集めています。
オワコンは水を透すコンクリート(透水性コンクリート)
オワコンが持つ透水性とは、洗車水や雨水といった水分を、オワコン内部を透して地面に流す機能のことです。
コンクリートの構造としては、お菓子のチョコクランチの構造が近く、内部の無数の隙間を水分が流れていきます。
オワコン表面に水分が落ちると内部を透水し、地面に排水されるため、表面には水たまりができない特徴を持ちます。
環境に優しい特性を持つ
透水性を持つオワコンは、環境に優しい特性を持つコンクリートでもあります。
・雨水を地面に浸透させるため、本来の水の循環を妨げない
・透水性によって内部に水が保持されることにより、打ち水効果でヒートアイランド現象を緩和する
・施工にワイヤーメッシュ不要で材料を減らし、短時間で施工できるため周辺環境への負担も少ない
従来のコンクリートを施工すると、雨水は地面に流されるのではなく、表面を伝って排水され別の箇所に流されていきます。
しかし、オワコンなら雨水を透水させるため、本来の水が流れるべき地面に浸透し、地下水脈へ戻り循環されます。
また、オワコンは保水性が高く、夏場であれば内部の水が蒸発し、気化熱で表面温度を下げる効果も期待できます。
オワコンを施工するメリット
透水性コンクリート「オワコン」を家周りに施工するメリットを紹介します。
オワコンの施工や透水性がどのように効果を発揮するのか、一つずつ確認していきましょう。
家周りの雑草対策として優秀
オワコンは、家周りに生えてくる雑草対策として活躍します。
低予算で行える雑草対策として、防草シートや砂利敷きがありますが、経年劣化と砂利飛散ですぐに雑草が生えてきてしまいます。
しかし、オワコンなら施工した箇所から雑草が生えてくる心配は二度となくなり、コンクリートとして耐久性も高いため、半永久的に家周りの雑草を抑制してくれます。
防草シートを何度も張り替えたり、砂利の補充などの手間を考えても、近い価格で施工できるオワコンの方が雑草対策として優秀です。
水たまりができないお庭を作れる
オワコンを施工したお庭には、水たまりやぬかるみができなくなります。
オワコンの特性でもある透水性によって、表面に水が止まることがないため、水たまり自体が発生しません。
そのため、雨が降った後でもすぐにお庭や家周りを歩くことができ、雨が降る日の通学や出勤で足を濡らす心配も無くなります。
少しでも水たまりを作りたくない、といったお悩みをオワコンならストレートに解決できます。
通常の土間コンクリートよりも安価に施工できる
オワコンは家周りの舗装材として、通常の土間コンクリートと比べた時に、安価に施工できるメリットも持ちます。
砂利敷きや防草シートと近い価格で施工できるため、家計に優しいコンクリートとして採用頂けます。
庭コンでは、できるだけお施主様の悩みを解決できるよう、既にお持ちの見積もりのオワコン相見積もりを行っております。
新規の見積もり提案も行っておりますので、オワコン施工をお考えなら一度ご相談ください。
オワコンを施工するデメリット
家周りの舗装に使えるコンクリートとして機能優れるオワコンですが、いくつかのデメリットも存在します。
表面剥離が起こる
オワコンの透水性は、骨材同士の一部が引っ付くことによって内部に隙間を生み出し、水を透す機能を発揮しています。
普段から踏まれたり駐車場として使われることで衝撃が加わり、表面の骨材が剥がれてしまう表面剥離が発生します。
オワコンの性質上、表面剥離が起こってしまうことは仕方ありませんが、透水性の機能が劣化してしまうことはありません。
そのため、オワコン施工からある程度年数が経つと、一部分でポロリと骨材が剥がれてしまう箇所が出てくるデメリットを持ちます。
テクスチャ(表面の素材感)が不均一になる
オワコンの骨材は、造粒ポーラスコンクリートとして丸みを帯びた形状をしています。
施工時に敷き詰められ、適切な力で押し固めを行いますが、オワコンが変形してテクスチャが不均一となりやすいです。(表面の素材に統一感がなくなること)
通常の土間コンクリートに比べると見た目が不均一で、どうしても荒っぽいテクスチャとなってしまうデメリットもあります。
施工を嫌がる業者が存在する
お施主様が、お近くの施工業者にオワコンの施工依頼を行うと、断られてしまう事例も存在します。
「やったことがないのでお断り」「普通の土間コンの方がいい」「うちでは取り扱っていない」と塩対応で断る業者も存在します。
そのため、近くの施工業者さんが必ずオワコンを施工してくれるとは限らないことを、覚えておいてください。
ちなみに、お近くの施工業者さんにオワコン施工を断られたら、庭コンへ一度ご相談ください。
庭コンよりお近くの施工可能業者を手配させていただきます。
オワコン施工の流れ
オワコンは普通の土間コンクリートに比べて、施工が短時間で済むコンクリートです。
施工が速く済むのは、オワコンの施工は手順が簡素化されており、以下の流れで施工ができます。
・オワコンを施工場所まで運搬する
・おおむね平らになるように均す
・タンパや振動プレートを使って締め固める
以上の手順で施工ができます。
そのため、施工が開始されてから短時間で完成し、すぐにお庭としてお使いいただくことが可能です。
(重量物を上に置く場合は、1週間程度期間をあけてください。)
オワコンの施工料金目安
| 材料 | 工事を依頼 | DIY | 透水性能 | DIY難易度 |
|---|---|---|---|---|
![]() 砂利+防水シート |
10万円 | 4万円 | 〇 | ★ |
![]() 土間コン |
15万円 | 5万円 | × | ★★★★★ |
![]() 旧製品ドライテック |
22万円 | 15万円 | ◎ | ★★★★ |
![]() オコシコン |
20万円 | 13万円 | ◎ | ★★★ |
![]() オワコン |
9.7万円 | 4万円 | ◎ | ★★ |
金額はすべて税別です。
※「工事を依頼した場合」の金額に、以下の作業は含まれません。
・障害物撤去
・掘削・残土処分・下地工など事前工
※「オコシコン」の旧製品「ドライテック」の取り扱いは終了しました。
上記の施工料金は目安となります。
施工をご検討のお施主様は一度、庭コンへご相談ください。
オワコン施工のご相談は庭コン(長岡生コン)へ
長岡生コンクリートが開発した透水性コンクリート「オワコン」は、全国のお庭や駐車場に施工され、今日も水たまりを作らず雑草が生えてこない環境を作っています。
普通の土間コンクリートよりも高性能で、砂利敷きや防草シートよりも耐久性があり近い価格できる、コストパフォーマンスに優れるコンクリートです。
ぜひ、家周りの雑草や水たまりといったお悩みを解決しつつ、環境に優しいコンクリートの採用をお考えの時には、施工のご相談をお待ちしております。
オワコンのよくある質問
オワコンに関する質問をまとめておきましたので、一度参考にしてみてください。
オワコンはどこに施工できますか
お庭、駐車場、犬走など家周りの土地であればどこでも施工可能です。特に普通の土間コンクリートの施工が難しい狭い敷地でも、オワコンは施工できます。
業者に相談しても施工を断られます
もしお近くの施工業者にオワコン施工を相談し、断られてしまった場合には、庭コンへ一度ご相談ください。庭コンよりお近くでオワコン施工可能な業者をご提案させて頂きます。
手元にある土間コン見積もりと比較をしたい
お持ちの土間コンクリート施工の見積書の、オワコンを施工する場合の相見積もりのご提案を行っております。同じ面積でオワコンを施工する場合の見積もりをご提案させて頂きますので、一度お見積りをお送りください。
DIYでオワコンを施工したい
オワコンはDIYでも施工可能なコンクリートです。庭コンではDIY助っ人派遣のサービスも行っておりますので、一度ご検討ください。
オワコンはホームセンターでも購入できますか
オワコンはホームセンターでは販売しておりません。








