水勾配が取れない敷地の解決策とは?透水性コンクリート「オワコン」の実例と費用を紹介

更新日:2025年 11月 27日

水勾配が取れない敷地の解決策とは?透水性コンクリート「オワコン」の実例と費用を紹介


家周りの敷地で、雨水が流れるために必要な傾斜(傾き)を水勾配と呼びます。

水勾配をつけることで、雨水がきちんと排水され、水が留まる心配がなくなります。

しかし、「水勾配がとれない」敷地も存在し、対策が簡単には見つからずに困ってしまうお施主様も少なくありません。

そこで今回は、水勾配がとれない敷地の解決策として以下を解説します。

・家周りの敷地で水勾配がとれない場所

・水勾配がとれないとどうなるのか?

・水勾配がとれない敷地での排水対策方法

家周りの敷地で水勾配が取れずに悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

家周りの敷地で水勾配がとれない場所とは

雨水を自然に排水させるには「水勾配(すいこうばい)」と呼ばれるわずかな傾斜が必要です。

しかし、家周りの敷地条件によっては、この水勾配が確保できないケースがあります。

・旗竿地などの狭い敷地

・犬走などの狭い通路

・隣家や塀との敷地が狭い場所

これらの土地は構造的に傾斜をつけにくいため、雨水が滞留しやすい場所です。

それぞれの特徴を紹介していきましょう。

旗竿地などの狭い敷地

旗竿地とは、幅の狭い通路を通って奥の土地へ進む、旗の形をした土地です

通路部分の敷地幅が狭く、奥行きの長さも合わさり、水勾配をつけづらい典型的な場所です。

細く長い土地であることから、排水設備の設置スペースの確保も難しく、勾配をつけるための高さの確保も難しい問題を抱えています。

犬走などの狭い通路

犬走りとは、家の周囲にある幅60cm~1m程度の細い敷地のことです。

犬が走れるほどの幅からその名前が付けられました。

狭い場所でありながらも、給湯器やエアコン室外機が設置してあり、水勾配が取りにくい場所です。

雨どいの排水の干渉や日当たりの悪さが加わると、湿気が溜まりやすい環境が構築されやすいです。

隣家や塀との敷地が狭い場所

隣家や塀によって敷地が狭い場所も、水勾配が取りづらいです。

隣家との距離が極端に狭い場合には、水勾配が全くとれないこともあります。

当然ながら隣家側に排水するのは問題となるため、家側への排水が検討されますが、狭い場所であるためそれも難しい場合がほとんどです。

さらに、雑草が生え、コケが発生すると、狭い場所であるため対処すること自体も難しい問題を抱えています。

 

水勾配がとれない敷地はどうなる?

家周りで十分な水勾配が確保できないと、雨水が正しく流されず、様々な悪影響が生じます。

・雨水が流れず水たまりができてしまう

・地面がぬかるみやすくなる

・雑草・コケ・カビが発生しやすくなる

・建物の劣化を早める

水勾配が取れない敷地で発生する悪影響を順番に紹介していきましょう。

雨水が流れず水たまりができてしまう

水勾配が取れないとまず、雨水が敷地の外に流されず溜まりやすくなってしまいます。

一部の敷地で水勾配が取れてない場合には小さな水たまりとなりますが、敷地全体で水勾配が取れず排水が行えないと、プールのような大きな水たまりができることもあります。

雨が止んでも排水は進まないため、地面が乾かず湿った状態が続くデメリットも生まれてしまいます。

地面がぬかるみやすくなる

敷地に水が残り続けると、土が水分を吸い続けて柔らかくなり、ぬかるみやすい地面となります。

歩くたびに靴が濡れてしまったり、滑りやすくケガの原因となる恐れもあります。

特に毎日歩く地面がぬかるみやすくなってしまうと、お庭やアプローチが使いづらく、ストレスが貯まってしまう原因となる恐れもあるでしょう。

雑草・コケ・カビが発生しやすくなる

水が残り湿気が溜まりやすい環境だと、雑草やコケ、カビが生えやすくなります。

雑草の成長が早く、定期的な雑草処理が必要になります。

コケも繁殖しやすくなり、外壁にカビが生えやすくなります。

そして、害虫も寄り付きやすくなり、屋内に侵入しておくる可能性も高まります。

特に日当たりの悪い犬走や狭い敷地だと、想像以上にコケやカビが発生しやすくなるため気をつけましょう。

建物の劣化を早める

水勾配が取れない敷地は、建物にとってもリスクとなります。

家周りに水たまりができることで、
・基礎コンクリートの劣化

・外壁の変色、劣化、カビの発生

・シロアリ被害の増加

など、家の寿命を縮めてしまう問題に発展することもあります。

水勾配が取れないことで、普段の暮らしにおける環境だけではなく、家の問題にまで発生してしまうこともあるのです。

水勾配がとれない敷地での排水対策方法

水勾配が確保できない敷地の対策には、以下の方法が効果的です。

・集水桝や暗渠排水で水を逃がす

・勾配不要で透水できる「オワコン」を施工する

順番に排水対策方法を紹介しましょう。

集水桝や暗渠排水で水を逃がす

水勾配を確保できない敷地の場合、集水桝や暗渠排水を施工することで、雨水を排水できるようになります、

・集水桝:雨水を集める小さなタンクを地中に設置する

・暗渠排水:透水管(穴あき管)を地中に埋めて、砂利などで覆い排水路を地中に作り排水する

集水桝を施工すると、水勾配が確保できない敷地でも、集水桝に向かって雨水を集めることが可能となります。(集水桝の開口部をわずかに下げる)

暗渠排水を施工すると、雨水の排水と同時に水はけの悪い土地の根本改善が行え、広範囲で水勾配がとれない敷地で効果を発揮します。

どちらも工事が必要となりますが、水勾配がとれない敷地の排水問題を解決できます。

水勾配不要で透水できる「オワコン」を施工する

もう一つの対策方法として、透水性コンクリート「オワコン」を施工する方法があります。

オワコンとは、長岡生コンクリートが開発した透水性コンクリートの一種で、表面に水が留まらずに地面に排水できるコンクリートです。

水勾配がとれない敷地にオワコンを施工すると、雨水はオワコンを透水して地面に流され、そのまま浸透し雨水を排水できるようになります。

特にオワコンは水勾配がとれない敷地の中でも、

・旗竿地や細い通路

・隣家の境界が狭く排水勾配がとれない場所

・犬走や家の裏などの細長い敷地

・水たまりが慢性的に発生している場所

といった敷地の排水対策を得意とします。

今回紹介してきた水勾配が取りにくい敷地であれば、オワコン一つでしっかりと排水対策を取ることができます。

オワコンが水勾配をとれない狭い敷地に最適な理由

水勾配を確保できない敷地だと、通常の土間コンクリートを施工しても排水問題が解決できなかったり、集水桝の設置もそれなりの工事が必要となります。

しかし、透水性コンクリートのオワコンなら、水勾配が全くとれない敷地でも問題なく施工できます。

実際に、オワコンが水勾配がとれない狭い敷地に最適な理由を紹介しましょう。

 

水勾配がとれなくても透水させられる

オワコンの最大の強みは、水を表面で流すのではなく、その場で透水させて地中に浸透させる仕組みです。

水勾配がとれない敷地にオワコンを施工することで、

・表面に水が留まらないので、水たまりができない

・透水させた水は、地面に流して浸透させる

といった透水の仕組みを作れるのです。

そのため、水勾配関係なく平らな場所でも、オワコンを施工すると雨水を排水せられるようになります。

普通のコンクリートよりも安価

家周りの敷地の排水対策として、普通の生コンクリートを施工するよりも、オワコンなら安価に施工できるメリットを持ちます。

例えば、駐車場1台分で約30㎡の土間コンクリートを施工する場合、

・オワコン:約20万円~25万円

・普通の生コンクリート:約30万円~38万円

(※2025年11月現在の価格で)

となります。

水勾配がとれない敷地の排水対策としては、オワコンの方が安く施工できるのです。

集水桝などの設置不要

水勾配がとれない敷地において、集水桝などの施工で対策できると紹介しましたが、設置には相応の費用がかかります。

それと、敷地が狭すぎる場合は、集水桝などの施工自体が難しくなるケースもあります。

しかし、オワコンなら集水桝を設置する費用よりも安く施工でき、敷き詰めるだけで施工できるため短期間で施工も終わります。

透水性コンクリートの施工だけで対策できるため、コストも時間も短縮させられるメリットを持ちます。

狭い箇所の雑草対策として最強

水勾配がとれない敷地で発生する問題として、雑草が生えてくる悩みを紹介しました。

オワコンなら、排水問題を解決しながら同時に雑草対策を行うこともできます。

コンクリートであるため地面に施工すれば、基本的に雑草が生えてこなくなります。

そのため、オワコンは狭い敷地で起こる排水問題と雑草問題を、同時に解決することができます。

 

【施工実例】水勾配が取れない敷地にオワコンを施工した事例

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実際に、隣家との距離が非常に近く、設置物も多い狭小スペースでオワコンを施工した事例をご紹介します。

こちらは埼玉県で実際にオワコン施工を行った現場です。

このお宅では、隣家との距離が近く犬走りも非常に狭いため、水勾配が確保できず排水不良が発生していました。

雨が降ると長時間ぬかるむ状態が続き、日常的に悩まされていたとのことです。

さらに敷地があまりにも狭いため、近隣の施工業者へ相談しても

・見積もりが極端に高額

・連絡が途絶えてしまう

といったトラブルが続き、解決策が見つからない状況でした。

そんな中で透水性コンクリート「オワコン」を知り、長岡生コンクリート(庭コン)へご依頼いただきました。

現場は想像以上の狭さでしたが、バケツリレー方式でオワコンを搬入する工夫を行い、無事に施工が完了。

結果として、長年の悩みだった排水問題と雑草問題を同時に解決することができました。

※狭小犬走でのオワコン施工価格:施工面積20㎡未満、価格¥200,000円

→埼玉県の狭小犬走でオワコンを施工した現場の記事はこちら

オワコンの施工費用は見積もりシュミレーションで確認可能

今回水勾配がとれない敷地の排水対策として、オワコンをご紹介しましたが、施工価格については下記シミュレーターでご確認いただけます。

オワコン施工をご検討のお施主様は、一度ご利用ください。

→オワコンの本格的な施工検討やお見積りをご希望の場合はこちらから

まとめ:勾配不要の透水性コンクリート「オワコン」は水勾配がとれない敷地に最適

水勾配がとれない場所では、雨水が流れず水たまりができたり、ぬかるみや雑草に悩まされることがよくあります。

そんな敷地でも、透水性コンクリート「オワコン」なら、その場で雨水を地面に浸透させられるため、無理に勾配をつける必要がありません。

通路が細い犬走りや旗竿地のような狭い場所でも施工しやすく、排水と雑草対策を同時にできるのが大きな魅力です。

水勾配が取れずに困っている方にとって、オワコンはとても頼りになる選択肢となるでしょう。

→オワコン施工に関するご相談はこちらから

  この記事の監修
 株式会社長岡生コンクリート
  透水性コンクリート「オワコン」開発者/庭コン運営