ホワイトコンクリートと白い土間コンの違いとは?用途・白さ・価格・入手性で比較

更新日:2026年 02月 24日

ホワイトコンクリートと白い土間コンの違いとは?用途・白さ・価格・入手性で比較

白いコンクリートと聞くと「駐車場や庭を真っ白にしたい」と思ったことはありませんか?

ところが調べてみると
・ホワイトコンクリート

・白い土間コンクリート

の2つが出てきて、どちらがいいのか迷いやすいです。

そこでこの記事では、2種類の白いコンクリートについて、用途・材料・価格(入手性)の違いをわかりやすく整理します。

ホワイトコンクリートと白い土間コンが気になる方は、ぜひ参考にしてみてください。

2種類とも白色のコンクリート

白色のコンクリートには大きく分けて、ホワイトコンクリートと白い土間コンの2種類があります。

どちらも白い色が出せるコンクリートですが、同じものではなく、白さの出し方に違いがあったりもします。

まずは、それぞれがどのようなコンクリートなのかを整理していきます。

ホワイトコンクリートとは

post5_01.png

ホワイトコンクリートは、一般的に白セメント(白色セメント)を使って作る、白いコンクリートのことです。

採用される場面としては、外構として土間への施工、外壁や装飾などで白さをだしたいときの候補になることが多いです。

ただ白セメントを使うことから、普通のコンクリートよりも材料コストが上がり、最終的な施工価格が高くなりやすい点があります。

(色見の違いとして、若干ですがホワイトコンクリートは青白い白さとなります。)

白い土間コンクリートとは

post5_02.jpg

白い土間コン(白い土間コンクリート)は、駐車場やお庭などの土間施工向けに、白さを狙って設計されたコンクリートです。

白さを出しやすい原材料(結合材や骨材)を活用しており、普通のコンクリート同様に土間として採用されます。

施工価格も普通の土間コンクリートと同じ価格か、施工業者さんによっては安い価格で施工できます。

ただ現状は白い土間コンを直接入手することは不可能で、基本は施工業者さん経由での施工対応となります。

 

用途と性能の違いについて

コンクリートを選ぶ上で、どのように使えるのか、性能に違いがあるのかは重要なポイントです。

実際にホワイトコンクリートと白い土間コン、用途と性能の違いを紹介します。

 

どちらも基本的に用途は同じ

post5_03.jpg

どちらのコンクリートも基本的に用途は同じです。

土間コンクリートとして、駐車場やお庭に採用でき、しっかりと白さをだすことができます。

ただ、ホワイトコンクリートは建物の外壁に採用されることもあり、真っ白いコンクリートの建物を立てる時に選ばれます。

白い土間コンについては、その名の通り、土間コンクリートでの採用がメインとなります。

性能も同じコンクリート

post5_04.jpg

性能については、どちらもコンクリートであるため違いはほとんどありません。

コンクリートとしてしっかりとした強度を持ち、半永久的に土間コンクリートとして使うことができます。(駐車場に採用して車を停めることも可能です。)

そのため、用途や性能において、どちらのコンクリートを採用しても同様に施工し、利用し続けることができます。

2種類のコンクリートの白さの出し方(材料の違い)

どちらも白く仕上がるコンクリートですが、ホワイトコンクリートと白い土間コンでは、白さの出し方(使う材料)が違います。

白さの出し方の違いを押さえることで、なぜ価格が違うのかも理解しやすくなります。

ホワイトコンクリートは「白セメント」を使う

ホワイトコンクリートは、基本的に白セメント(白色のセメント)を使って白さを出します。

普通の土間コンがグレーっぽく見えるのはセメントの色の影響が大きく、セメント自体を白くすることで、青白っぽく仕上がるのがホワイトコンクリートです。

白い土間コンは「白い原材料」を使う

白い土間コンは、白さを狙いやすい原材料を使用して、白く仕上げる設計のコンクリートです。

白い原材料とは、結合材として高炉スラグ微粉末を使い、骨材としてザンコン骨材(炭酸カルシウム系)を採用し、コンクリート全体の色として材料そのものから白寄りにしているのです。

そのため、白セメントを使うホワイトコンクリートとは、白くする方法のアプローチが違うといった特徴を持ちます。

ちなみに白い土間コンは副産物由来の材料を活用(エコ)

post5_05.png

白い土間コンで使う白い原材料は、副産物由来でエコである特徴もあります。

・高炉スラグ微粉末:鉄をつくる過程で出る副産物

・ザンコン骨材:現場や工場で余ったコンクリートを骨材として再利用

白い土間コンは、鉄やコンクリートを作る際に出る副産物を再利用し、再資源化の高いコンクリートでもあるのです。

 

価格と入手性の違い

ホワイトコンクリートと白い土間コンの、違いが出やすい部分が価格と入手性についてです。

実際に土間コンクリートの施工を考えたときに、どのような違いがあるのかを紹介します。

ホワイトコンクリートの出荷は工場次第+価格は高め

ホワイトコンクリートの施工は、周辺地域の生コン工場次第で入手できるかが変わります。

たとえば、周辺地域の生コン工場で白セメントの取り扱いがない場合、施工業者さんにホワイトコンクリートの施工を依頼しても入手できないため断られる可能性が高いです。

それと、白セメントを使う分、一般的な土間コンクリートと比べて材料コストが上がり、価格も高めになりやすい点も押さえておきましょう。

 

白い土間コンはコストを抑えた設計で一部地域のみ対応

先ほど紹介しましたが、白い土間コンには副産物由来の材料が使われており、普通の土間コンクリートと近い(ほぼ同じ)価格で施工できます。

ただし現状は、直接入手することができず、施工業者さん経由での対応となります。

施工地域が2026年2月現在は限定されており、静岡県、山梨県、神奈川県、東京都、のみでの対応です。

そのため、白い土間コンを駐車場やお庭などの外構で採用したい場合には、該当地域の施工業者さんにご依頼ください。

 

汚れののりやすさに違いがあります

ホワイトコンクリートと白い土間コンは、どちらも用途と性能は同じですが、同様の弱点を持ちます。

それは、タイヤ跡などの汚れが普通のコンクリートと比べて目立ちやすいことです。

ただし、白いコンクリートで比較した場合、ホワイトコンクリートのほうが目立ちやすい弱点があります。

ホワイトコンクリートは水濡れしやすいため汚れも乗りうつりやすく、タイヤの摩擦などで汚れが目立ちやすいのです。

しかし、白い土間コンについては原材料の特性から水濡れしにくく、汚れがうつりにくい特徴を持ちます。

同時に表面が削れたとしても、原材料が白いためその後の白さも維持しやすいメリットも持つのです。

そのため長期間で比較すると、ホワイトコンクリートの汚れが目立ちやすく、白い土間コンは白さが長持ちしやすい違いがでてきます。

まとめ:コストを抑えて土間コンを打つなら「白い土間コン」がおすすめ

ホワイトコンクリートと白い土間コンの違いは、おもに白さをだすために使われる材料と入手性、あとは施工時の価格となります。

白い土間コンは普通の土間コンに近い価格で施工できますが、施工地域が限られているため、施工前にしっかりと施工可能な地域かを確認しておきましょう。

ホワイトコンクリートは近くの生コン工場が製造に対応していれば施工可能ですが、価格が高くなりやすいため施工業者さんとしっかり相談してください。

  この記事の監修
 株式会社長岡生コンクリート
 白い土間コンクリート開発者/庭コン運営