2022/06/02
【千葉】「《土間コン》通常2日間以上が《たった6時間》で完成!! なんで??」岡庭建材工業・ジェイクリンリード

千葉県市川市。掘削>残土処分>路盤工>配筋工>コンクリート工(2層・セメント安定処理路盤兼)>養生。宣言している通りたった1日で平米5000円で終わった。脅威の水を透す土間コン伝説が始まっている。
営業;渋谷建材(担当:Yuuta DT)、出荷:岡庭建材工業(担当:江川直人)、施工:ジェイクリンリード(16m2、150mm厚・2層・4名・6時間)
なんで?たった1日平米5000円
駐車場の舗装に水を透す土間コン「オワコン」が採用された。
採用理由は、コストメリット(水を透さない土間コンの相場5500円〜よりも安い)と真っ平らで排水を考えなくとも良い(透水性)だった。
ていうかである。
現代、まさに今この時に、土間コンを検討している人がいたとして、水を透さない土間コンを採用しよう、あるいは施主に提案しようとしている人は気の毒だ。
もしも身近にそんな人がいて結果採用・提案してしまったとしたら、この文章は見せないほうがいいだろう。
なぜ、高くてダメ(水を透さない)土間コンを選ばねばならぬのだ。
嘆かわしい。
まさに気の毒である。
たった1日で終わる(施工者にとってのメリット)平米5000円(施主にとってのメリット)の土間コンを知らないと庭づくりの際には不幸に見舞われる。
これだけは断言しておこう。
それではそんな施工を見ていきたい。
なんで?安さの理由
お気づきになりましたか?
何かおかしいぞって思いましたか?
はい、路盤です、路盤がないんです、掘削したその面にそのままコンクリート工(オワコン)を2層(セメント安定処理路盤を兼ねている)で施工されているのであります。
以下に、水を透さない気の毒な土間コンと、オワコンの工程の違いを示したい。
⚫︎水を透さない気の毒な土間コン:
掘削(200mm)>残土処分>路盤工>配筋工>コンクリート工>養生
⚫︎水を透すこれからの土間コン(オワコン):
掘削(150mm)>残土処分>コンクリート工2層(セメント安定処理路盤兼)>養生
お気づきの通り、路盤・配筋が省略されている。
さらに、オワコン生コン車1台で路盤・コンクリート工を兼ねている。
付け加えてさらに、オワコンそのものの施工時間が極めて短い。
1時間とか2時間で終わらせることができる。
かといって「急ぐ必要がない」のはポーラスコンクリート(透水コン)と違って「乾かないから」だ。
まじ?掘削から完成までたった6時間
施工After。
掘削作業から完成までなんとたった6時間だった。
ちなみに、土間コンはこうなったとしても終わりじゃあない。
ブリーディング(余剰水)が治まって(乾燥して)から左官屋さんがせっせと仕上げに入る。
上述したように配筋もやらなきゃだし、路盤もあるしで、コンクリート工を始められるのは翌日のしかも朝一番でなければその日のうちに終わらない。
丸っと2日間かかるところが、たった6時間。
なんて、働き方改革なんだろう。
厚生労働省さんに表彰されたいもんだ。
あ、いらねえや、表彰とか、ろくでもないし、勘違いの元だし、辞退しよ。
(水を透さない)土間コン買うってやついる?
いねーよなー?
もし、いるとしたら、教えてください、その理由。
謙虚に聞いてみたいです。
この動画やブログ見て、それでもまだ、土間コン買うって人は、伝記書けます。
すごいっす。
今はほとんどいなくなったツッパリです。
闇夜を連むことなく1人で単車転がしてそうです。
かっこいいっす。
それでは、また次回!
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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