神がかったキックオフから一夜明け「八の坊」オワコンの様子を見に行った。新しいコンクリートはどんなふうに世界の景色を変えていくのだろう。これからも庭コン・生コンポータルを含む人々の営みをストーリー仕立てにしてこれからもお届けしたい。

神がかったキックオフから一夜明け

コンクリートがアスファルト「黒舗装」に対して「白舗装」と呼ばれる理由がよくわかる。

明らかに、白い。

誰でもご存知のように、「白」と「黒」は熱の吸収力が俄然違う。

夏、黒い服は暑い。

白い服は反射率が高いため、熱を吸収しない、涼しい。

それはそのまま舗装にも言える。

エビデンスもある。

さらに、オワコンの場合は「打ち水」（八の坊で温泉で散水する予定）でさらに温度低減が期待できる。

MITの試算では黒舗装を全部白舗装にした場合外気温が2度低減するそうだ。

これから僕たちは「伊豆の舗装を全部白舗装、さらに透水・保水するオワコンにしたならば」というIFを具体化させる取り組みを始める。

⚫︎参考記事： 【伊豆】「世界一有名な半島」 創発で描かれるストーリーが始まっている #1

透水比較 vs アスファルト

こちらは菅野貴夫さんから共有されたアスファルトvsオワコンの透水比較動画。

アスファルトはもちろん水を透すことなく流れていく。

一方、オワコンはまるで自然の地面のように水分は吸い込まれていく。

土のようだ。

スポンジがそのままコンクリートになったような。

そんな比喩がぴったりの構造を有しているオワコン。

温泉水で散水され続けていたら夏場は過ごしやすく、冬場は足元がぽかぽかと暖かく。

そんな世界が形になりそうだ。

そして、実際にオワコンは目下月次で200%の成長スピードを見せている。

庭コン・生コンポータルが構築した「自前の流通」はいよいよ世界が求めているマテリアルを市場と顧客に共有しようとしている。

オワコンが土間コン（生コン）より安い理由

土間コンとオワコンの施工手順比較

施工手順	土間コン	オワコン
1）掘削	200mm～	150mmに削減
2）残土処分	200mm × 面積	150mm × 面積に削減
3）路盤	100mm～	省略
4）メッシュ配筋	有	省略
5）コンクリート工	100mm～ 数時間から半日の水引を待ってから仕上げ	オワコン150mm 状況によってセメント安定処理路盤を兼ねる
6）養生	当日〜翌日は立ち入り厳禁	直後から歩行や軽作業可能（時短）

上の表は土間コン（生コン）とオワコンの施工手順を比較したものです。

材料費としては、2層で路盤を兼ねた150mmのオワコンは、生コンクリートよりも高くなります。

しかし、以下のとおり工事費は作業人員2名分ほど縮減できるので、総費用は生コンよりも安くなる傾向にあります。

　・掘削・処分残土量が減ってる
　・路盤材料使わない
　・ワイヤーメッシュ配筋しない

また、施工直後から軽作業（カーポート屋根設置）ができる　などのメリットもあります。

そして、こちらがその理由を示したもの。

テンプレートとして作成されたものだが、「水を透す」「保水する」という機能を備えながらも、「安い」というもはや土間コンを選ぶ理由を完全に消去したコンクリートが「オワコン」だということが知れる。

ローンチ1年足らずなのに

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現在はもっと増えているかもしれん。

すごいよなあ。

ブランドについて思うことがある。

それは多くの人々の手によって確立するものであって成長も早ければ衰退も急速だ。

これからお見せする庭コン・生コンポータル劇場をみなさんお楽しみに。

宮本充也