長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/04/29

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【山口】「陸も、河川も、海も、全部?! 無限に広がる造粒ポーラスコンクリートの可能性」all round

【山口】「陸も、河川も、海も、全部?! 無限に広がる造粒ポーラスコンクリートの可能性」all round

造粒ポーラスコンクリートの全く新しい用途として「法面保護」の検討が進んでいる。その具体的な実践はやはりラストワンマイルで芽吹いていた。イノベーションは試験管の中では起きることはない。常に現場・現実・現物と向き合うことで可能性は広がる。
製造:下関共同生コン、施工:all round(担当:新井真介)



法面保護にオワコン適用

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施工Before。


現況
上の土地の側溝がひび割れていてそこから、下の施主様の家に地中から流出状態
丁度、4軒の境界が交わる部分なのかな?誰も手をつけてない状態でした。
中もかなりの空洞化、
上の家は、土間コンで蓋をしてますので何もわかってないです。

状況をイメージされるとわかるかもしるはませんが、水は通すけど土は通さない。
ポーラスコンクリート(透水コン)だと土の汁はでちゃいます(流出)。
造粒ポーラスだとフィルターとしても機能するのでは?と
本能型の新井の発想です。
細かい事がわからないので後は知略型の方々にお任せいたします。
(all round新井さんからの共有)


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施工After。

ぱっと見法面保護の吹き付けモルタルのようだが、ポーラスコンクリートであるため水の往来は可能。

土中の水分が飽和せずオワコンを通じて外に吐き出される。

呼吸する法面

それでいてコンクリで守られているから地盤表層の安定も図られる。

僕は地盤や土質の専門家ではないからこれ以上の推論は控えたい。

明日ゼネコンや道路会社の技術者が当社を訪問予定だからこのアイデアについて相談してみたいと思う。



植生護岸ポーラスコンクリート

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(引用:https://www.porous-c.net/river/

一方で、元々ポーラスコンクリートと護岸(法面保護)に関してはいくつかの例が報告されている。

生コンポータルではポーラスコンクリートを透水性コンクリート舗装として紹介してしまいがち。

我が国のポーラスコンクリート舗装の歴史は古く、現・佐藤渡辺のパーミアコンは40年の歴史を数える。

一方、ポーラスコンクリートは実は舗装というよりは二次製品と呼ばれるコンクリート製品での適応の方が進んでいる。

この分野で造粒ポーラスコンクリートはどうなのだろうか。

あるいは、二次製品というよりも、現場打ちコンクリートとして。



あった、あったよ、法面保護ポーラスコンクリート

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(引用:https://www.porous-c.net/river/

そして、調べれば(ググっただけだけど)あるではないか、ポーラスコンクリートの吹き付け法面保護工。

こちらもいわゆる通常のポーラスコンクリート(骨材とセメントペーストで構成されている)。

造粒ポーラスコンクリートという新しいマテリアルの可能性はまだまだ知られていない。

このように考えると昨年突然降って沸いたように登場した新しい技術分野。

「造粒ポーラスコンクリート」ってのは無限の可能性を秘めているように思う。

なぜって、地面(法面やいわゆる道路舗装から雑草対策に至るまで)全部なのだから。



もしかしたら陸地だけじゃなく海も?!

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(引用:https://www.materras.co.jp/tri/W014.htm

そして、出ました。

河川の護岸が行けるんなら、海洋構造物だっていけんじゃね?

「地面全部」と書いていてはたと気づいたのがポーラスコンクリートを用いた漁礁という例だ。

そういえば、コンクリートは海洋構造物を構築する時にもなくてはならないマテリアルとして重用されている。

水の次に流通するコンクリートの潜在性恐るべしってやつだ。

生まれたばかりの造粒ポーラスコンクリートが応用されうる分野は無限大だということがわかる。



仕事人生を振り返ると僕は決して積極的に夢を抱いて生コンを始めたってわけじゃない。

家業が生コンクリート製造業だったから。

これに尽きる。

でも、あっという間に20年以上の歳月が経過してしまった。

そして今になって気づくことに「水の次に流通する材料」というこの分野にイノベーションを起こせば大きな貢献が果たせるということ。

洋服や自動車よりも全然大きな貢献が果たせる可能性があるってこと。

可能性は常に人を突き動かす。

毎日こうしてブログを書いて自分の仕事を整理したり振り返ったりしている。

1日1日の変化は些細なものかもしれないけれど、今回のように造粒ポーラスコンクリート(オワコン)を別の視点で眺めることで全く新しい可能性が始まる。

だから、やめられない。

現場・現実・現物に寄り添って、自分の強みであるコンクリートという視点から貢献を考える。

地面全部はおろか、海も、川もと無限に広がる可能性に立ちくらみを覚えている。



宮本充也

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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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オコシコンとドライテックの違い
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