長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/05/31

「GI基金採択の勢いで目指せ伊豆地方連携型のゼロカーボンシティ」

「GI基金採択の勢いで目指せ伊豆地方連携型のゼロカーボンシティ」

大成ロテックの渡邊さんは奇跡的に僕と同じ故郷出身同中の4つ上のパイセン。2人とも先に採択されたGI基金のコンソーシアムに関わっている。同郷コンビが目指す故郷伊豆の未来とは。ゼロカーボンブームを追い風に愛する故郷を盛り上げろ!



GI基金とは?

⚫︎参考記事: 【350億】【NEDO】「GI基金《CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト採択》本当の意味について」(月刊残コン Vol.54)

簡単にいうと、国(経済産業省・NEDO)が支援してくれるから民間の活力でイノベーションをおこしコンクリートが脱炭素に貢献できる技術を開発してちょうだいな、というもの。

そこに採択されたのが2つのコンソーシアム。

1つは鹿島・竹中工務店・デンカらのグループと、もう一つがRRCS(野口貴文・代表理事)らで組織されたグループ(幹事会社は安藤ハザマ)。

総額350億円にも及ぶ事業規模となっている。

有体に言えば、(国が)こんだけ支出するんだから、絶対に絶対に開発を成功させてもらわないと困りますよ、2050年をターゲットに打ち上げた目標値に到達しなかったら承知しないんだからね、わかったね?というプロジェクトだ。

すげえ、責任重大。

そんな重責を担っている2つのコンソーシアムだが、当社は縁あっていずれにも携わることになった。

で、RRCSグループで構成されている方で奇縁に恵まれたのがパイセンこと大成ロテックの渡邊清隆さんだ。



三島・函南・伊豆の国市他周辺ALL伊豆で目指せゼロカーボンシティ

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引用:https://www.pacific.co.jp/magazine/2021/02/post-44.html

そんなGI基金採択の勢いをそのままに故郷をゼロカーボンシティにしちゃおうぜってプロジェクトを温めている。

パイセンも僕も故郷の将来のことを真剣に憂いている。

人口流出、災害はご多分に漏れるところではなく、このままでは活力のない地方に一直線に突き進むのではないか。

そんな時代にカーボンニュートラルは飛躍のトリガーになり得る。

例えばGI基金の実験フィールドとして地元市町の首長に提示してもらう。

市が管理している道路や歩道、あるいは文化財(寺社仏閣)の境内の舗装など、がその対象となるだろう。

ゼロカーボン、もっと言えばカーボンネガティブの技術が試験的に実装され、そのことで国内外から伊豆が注目されるようになる。

ゼロカーボンシティに採択されることで国費も降りてくるようだ。

(引用:https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/enetoku/2022/

脱炭素が伊豆地域に新しいヒト・モノ・カネ・情報の循環を生み出すようになれば。

パイセンと僕が夢想する故郷伊豆の未来予想図だ。



具体的な取り組み(コンクリート)

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⚫︎参考記事: 【埼玉】「アスファルト村にコンクリート村の人たちが集まって和気藹々と未来を語る」渋谷建材・大成ロテック

例えばRRCSらで取り組もうとしているCPコンクリート舗装がある。

これから具体的な開発が進むことになるが、残コン(ゼロカーボンの未利用資源)由来の骨材(造粒化骨材)にCO2をたっぷり吸収させ他骨材を100%配合して、なるべくセメントを用いずにSCM(Supplimentary Cementious Material)などで置き換えたコンクリート舗装。

あるいは、写真にあるように、そのコンクリートを造粒させたポーラスコンクリート舗装。

CCU(Carbon Capturing & Utilization)をふんだんに実装させてもいいだろう。

さらに供用中のコンクリートに含まれる水酸化カルシウムCa(OH)2は大気中の二酸化炭素CO2と反応することで炭酸カルシウムCaCO3に変換されることがわかっている。

ポーラス構造であればそれだけ二酸化炭素との接点も多いためより炭酸化は促進されよう。

これら舗装を伊豆地域の名所・名刹あるいは公園その他市町が管理する舗装に実装する。

どれだけ脱炭素に貢献しているかを表示し市民や伊豆を訪ねた人々に知らしめる。



具体的な取り組み(その他)

パイセンのアイデアは止まらない。

他地区の事例だそうだが、ゴミ焼却場の排ガスで育てた農作物が売られているそうだ。

例えば伊豆地方で言えばイチゴなんかある意味理想的とすることができる。

なぜか?

イチゴはビニル栽培をしているので二酸化炭素が逃げにくい。

また、CO2の作用によって生産量が3倍とかになったとしても、「お客さんが勝手にもぎ取って勝手に食べてくれる」から人手不足も問題ない。

一石二鳥にも三鳥にもなるはず。


また、牛乳など酪農で発生する糞尿を使ったバイオマス発電なんてのもあるようだ。

クリーンエネルギーで生コン工場や関連する施設を運営する。

それ、そのまま脱炭素じゃないですかってことになる。

こうした取り組みにはきっと国費もつきやすい。

また、このことをきっかけとして国内外多くの技術者や企業が訪ねるようになれば伊豆の魅力が再発見されて疲弊する旅館も満館だ!!

みんな喜ぶ。

疲弊する地方自治体に成功モデルを示すことができる。

何せ、いい悪いは別として現代最も使える紋所とも言えるテーマは脱炭素だからだ。

使えるものは親でも使え。

その精神でパイセンと僕頑張りたいと思います。



きっとこの取り組みの過程でこれまで繋がることのなかった人々が新しい枠組みで繋がるのだと思う。

地域や属性などの垣根を超えたシームレスなプラットフォームが地方自治体に生まれる。

循環が加速すれば必ず経済発展を誘因することになるはずだ。

地域内外のすべての人たちが招かれ歓迎される新しい地方都市としての伊豆。

そんな理想郷に僕は自分の使命でもあるコンクリートを通して貢献できることを誇りに思う。

これ、絶対にやりきろう、パイセン。

みんなが喜ぶ顔が見える。

夢中になって走りたいと思います。



宮本充也

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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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