長岡生コンクリート

オワコンロゴ

「撒いて踏むだけ」の簡単施工でDIYにも最適な、造粒ポーラスコンクリート「オワコン」。
オワコンは水を透すコンクリートなので、家周りの雑草・ぬかるみ・水たまり・猫の糞から解放されます。

2022/02/24

【神奈川】「学生らが主体的に開発した造粒ポーラスコンクリートgranZ con社会実装」相武生コン・横浜国立大学

【神奈川】「学生らが主体的に開発した造粒ポーラスコンクリートgranZ con社会実装」相武生コン・横浜国立大学

granZ con(造粒ポーラスコンクリート)初の公共事業(横浜国立大学発注)における実装。適応は2箇所で、配合も2種類。今回はgranZ con 1について紹介。セメントを用いず、副産物や海水だけで製造されたそのコンクリートは環境負荷完全ゼロのスーパーマテリアル。
製造:相武生コン(清水さん)、施工:横浜国立大学学生ら



公共事業における実装

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施工Before。

元々学内ではこの場所のぬかるみ排水が問題となっていた。

また、季節となれば雑草が生えてくる。

ここだけじゃない。

自然豊かなキャンパスのあちこちに雑草問題ははらんでおり、今回は学生らが主体的に開発した造粒ポーラスコンクリート「granZ con」に白羽の矢が立つ。

なんと、国立大学の公式な発注として、学生らの手により舗装工事が行われることになった。

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製造・施工の陣頭指揮を振るのはM1志賀さん。

彼は生コンポータル(長岡生コンクリート)でのインターンを経験した際に生まれたての分野造粒ポーラスコンクリートに関心を持った。

なんと、修士論文のテーマとして本プロダクトgranZ conを取り上げている。

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家周りの犬走などもそうだが、幅員の狭い施工は非常に綺麗に仕上がる。

それだけ施工する人たちの目が届きやすいということだ。

つまり、ポーラスコンクリート(ドライテックなど)同様、単位施工面積とりわけ幅員は狭く設定することが難易度を下げることにつながる。

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また、これは造粒ポーラスコンクリートの特徴としてタッチアップ補修がやりやすい点が挙げられる。

通常、一旦締め固めてしまったポーラスコンクリートにはその上からフレッシュな材料を載せて補修をすることが難しい。

一方、造粒ポーラスコンクリートの場合骨材周辺にモルタルペーストが積層しているためモルタル同士が馴染むことでジョイントも発生しにくい。

フィニシャビリティが向上しているとすることができる。

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施工After。

プロの施工業者の手を借りることなくキャンパスに見事舗装が完成した。

お隣インターロッキングから流入してくる雨水も排水され、ぬかるみや雑草で悩まされることもなくコンクリートだから幾久しく学内の足元を快適に保全する。



「なんてこった」学内の舗装の大半はインターロッキングやアスファルト

当日は遠方からのゲストをお招きしたり僕もあれこれ忙しく学内を右往左往していた。

ゲスト(加島さん)のキャリーバッグをお預かりして転がしながらの移動。

実に、アスファルトのやインターロッキングブロックの不陸(凹凸)が忌々しかった。

何度キャリーバッグのタイヤが突っかかって転倒しそうになったかしれない。

「なんだよ。また、不陸かよ!」

と、イライラしていた僕をゲストがとても心配していたくらいだ。

ごめんなさい。

みっともないところ見せちゃって。

普段、ドライテックとかオワコンに慣れているため、とか不陸とか免疫がなくてついつい転倒しそうになっちゃうんです。

困りますよね、日本の地面、とりわけ、公共性の高い場所の舗装。


僕は願っています。

とりあえず、国立大学(横浜国立大学を筆頭に)のキャンパスは全て造粒ポーラスコンクリート舗装になることを。

とりわけ、granZ conのように環境負荷ゼロのチャレンジングなマテリアルで舗装されることを。

それでこそ、日本の大学だってことを。

そして、そのことで、日本の技術力が広く国際的に示されることを。

でも、現実は足元が轍や不陸で突っかかるもんだから、そのギャップに僕は苛まれてついつい皆さんの前でも苛立ってしまったのです。

ごめんなさい。

皆さんと力を合わせて僕も一歩一歩、造粒ポーラスコンクリートの社会実装に向けて努力をして参りたいと思います。

最後に。

そんなチャレンジングでイノベティブな、世界にも類を見ない取り組みとしてのgranZ conの製造施工の陣頭指揮を執った志賀さん。

常に温かい気持ちで導いていらっしゃる指導教授の細田先生。

さらに、わざわざ神戸から拡販のために見学にお越しくださったエクスショップの加島さん。

奥村組土木興業の皆さんやスペースK金井さん、そして祝日に製造を担われた相武生コン清水さん。

誠にありがとうございました。

実に実りあるひと時となりました。

オープンイノベーション。

ぜひこのまだ生まれたてのイノベーションをここから爆発させていきましょう!



宮本充也

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宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:採石業務管理者/2級FP技能士

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