2021/12/28
【愛知】「周囲をぐるり構造物に囲まれて水の逃げ場もない犬走なら一択」草間生コンクリート・イヨダ外構

これまで防犯砂利や雑草シート・マット、あるいは砕石を撒いておくだけでお茶を濁されてきたそのスペースに革命が起きている。コンクリだから散らからない。ポーラスだから水たまらない。無機質だから劣化しない。草生えてこない。そんな当たり前が、なんと生コン産業からエクステリアに届けられている。
製造:草間生コンクリート(担当:長神義弘)、施工:イヨダ外構(担当:いよちゃん、10m2、100mm厚、3名、1時間)
オワコン一択へ
(引用:https://www.houwa.net/housing/housing-kiji/inubasiri160806/)
この分野はこれまで実に多くの才能と努力がつぎ込まれてきたと言っても過言ではなかろう。
住んでみて気づく衝撃。
雑草との格闘の日々。
その身近な悩みに対して、エクステリア産業に生きる多くのメーカー、施工者らはさまざまな提案を投じてきた。
実際に暮らす人にとってもっとも身近なのは「何もしない」つまり、砂利撒いておくとか、そんな感じか。
雑草に対して丸腰で挑む。
草むしりを誰がやるかで夫婦喧嘩など家庭に不協和音がもたらされる。
または、防草シートや防草マット(その上に砕石を敷いておく)だろうか。
おそらく写真も防草シートの類は敷設されているはずだが現実問題として数年で雑草の繁茂は始まることになる。
そこからは、丸腰と同じだ。
さらには、衛生面でも問題は生じる。
砂利を巻いておくと近所の猫ちゃんが糞尿スポットと認識ししかも水はけよくない場所だし狭いからなかなかのオイニーが立ち込めることになる。
では、コンクリで埋めちまえ!(写真の現場もコンクリで解決)ということになるのかもしれないが、一般に犬走は周囲をぐるり構造物に囲まれ水の逃げ場がなく、排水に窮するとこれも解決策にはならないし、そもそもが土間コンクリートを施工するとなるとまあまあの工事となるためお値段もそれなり。
いやいや、手が出ないよ、なんてことになる。
前置きが長くなった。
2022年、人類は新しい常識を発見することになる。
今年8月下旬に着想されたばかり、烈火の如く実装を広げている全く新しいコンクリート「オワコン」という事件。
今回いよちゃんことイヨダ外構にご採用いただいたのはやっぱり犬走だった。
見ての通り、周囲をぐるりと構造物に囲まれ水の逃げ場はない。
いよちゃん自身もおっしゃっておいでの通り、今まで「これ!」っていう手段が確立されてこなかったスペースだ。
そこに、造粒ポーラスコンクリートを敷設される。
雑草・水はけのみが期待価値なので、骨材飛散だとか不陸(凸凹)とかそれほど気にしなくていい。
そもそも、砂利撒かれてお茶濁されてた場所なのだから。
(そうはいっても、いよちゃんなので、この後オワコンは完璧な施工、美しすぎる施工となってしまうのだが汗)
また、3cmとか5cmとかの厚みで地盤上にそのまま施工されるので掘削・残土などの余計なコストをかける必要ないし、そもそも材料代も安くなる。
そもそもがオワコンのコンセプトは「撒いて踏むだけ」ワイルドな施工を前提としているのだが、そこはいよちゃんプロの魂が譲らない。
実験的にさまざまな方法で均しや締め固めを工夫する。
施工After。
あちゃー、超美しいじゃん、である。
10m2の周囲をぐるり構造物に囲まれて水の逃げ場もない犬走に見事今回は100mm厚で造粒ポーラスコンクリート「オワコン」が美しく完成。
コンクリだから、耐久性もバッチリで草も生えてこない。
ポーラスコンクリートだから、水はバッチリ抜けていき水たまりや排水は問題とならない。
砂利と違って固まってるから散らからない。
隠せないから猫ちゃんも糞尿を処分しにやってこない、オイニーも立ち込めることがない。
お気づきの通り革命的な提案が生コンクリート産業発信でエクステリア産業に2022年衝撃を与えることとなる。
実際に現場に立ち合い施工者の方々のお声をヒアリングした。
「乾かないから楽でいいし、仕上げも締め固めればそれで終わりだから早く終わる」
「普通の生コンクリートと、ポーラスコンクリート(ドライテックなど)のあいのこみたいな製品だね」
「ペーストで擦ることができるから時間が経ってもその上から追加で材料をつけることができる。不陸修正(平らにするの)が楽」
絶賛だ。
非の打ち所がないマジでない。
そんなオワコンの入手方法だが、先行プロダクト「ドライテック」同様上記マップの施工店(今回はイヨダ外構)や全国対応エクスショップ(エクステリアネット販売日本一)、お庭づくりは0円マッチング庭コンから手に入れられるように急ピッチで整備が進められている。
現在は周知活動が徹底されておらず、なるべくならエクスショップか庭コンに直接連絡されるのがいいだろう。
知らない施工者さんや生コン製造者に「オワコンください」と言っても、「は?」てなっちゃうから。
「オワコンとは何事だ!」と気色ばむ人も出るかもしれない笑。
今、造粒ポーラスコンクリートの社会実装は始まったばかり。
まだまだ未知数なプロダクトでもあるので、当面は透水宣言の主人公役の菅野貴夫さんや僕がなるべく現場に立ち合いその様子をオンライン配信(ZOOM)しながら経験を積んでいきたい。
(今回のオンライン配信の様子はこの後のブログで紹介予定だ)
さらにそれら一々は動画として編集されYouTubeで映画「透水宣言」としてリリースを予定している。
現場(オワコン製造・施工)は埋もれさせることなく世界の共有する活動はさらに強化される。
「周囲をぐるり構造物に囲まれて水の逃げ場もない犬走なら一択」
いよちゃんなど一部のイノベーターは気づき始めている。
今、人々の暮らしは大きく変化しようとしている。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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