2022/02/01
《動画》「新製品にはすぐ飛び付けない?! オワコンのその後について」

バズり始めたオワコンには興味はあるけど新製品の常でちょっと時間が経つと思わしくない結果になったりするのではないかと躊躇う自分もいる。昨年8月下旬に着想され順調に実装が進む「オワコン」のその後と、専門家からの解説。
大丈夫 僕 コンクリだから
透水宣言「オワコン施工後の様子・5現場」翌日から2か月後
オワコンは施工後、硬化するとどのようになるのか。
オワコン施工の5現場(施工後翌日~2か月後)を性夫が訪れます。
オワコンの表情や透水の様子、飛散の様子、また不陸の様子を確認しています。
00:00 オープニング
00:23 1現場目(施工後約1月:DIY)
00:39 メモ)飛散の様子
01:03 透水実験
01:23 2現場目(施工翌日:ワイルドDIY)
01:42 3現場目(施工翌日:厚100mm)透水実験
02:06 4現場目(施工約1月:専門家施工)
02:21 5現場目(施工約2月:DIY)草の生えている様子
02:45 まとめ
FAQ「水通さなくなる?」「草に突き破られる?」「劣化してぬかるんでしまう?」
何せ、アイデアの誕生は昨年の8月下旬だ。
まだ、実装が始まってから半年も経っていないのだ。
今月末をもってようやく半年。
まだまだ、「新製品」という認知が正当だろう。
一方、ドライテックはポーラスコンクリート舗装の1つに数えられ、その歴史は我が国では40年を数える。
折り紙付きの製品とすることができる。
だから、安心して、注文できる。
オワコンは、ちょっと怖い。
だって、まだ、日が浅いから・・・。
尤もな認識のようだが、それは誤っている。
生コンポータルではオワコンのことを一切「舗装」と謳っていない。
舗装であれば期待されるであろう性能は全く打ち出していないのだ。
だから、僕たちも安心して市場投入している。
つまり、防草シートやら防草マットなど、石油製品が想定される要求性能であるからこそ、オワコンはのっけから堂々と市場に投入されている。
全ての顧客に安心を届けている。
なぜか?
「コンクリートだからです」
この1行に集約される。
防草シートは成分として何に類似しているかと言えば、身近なところじゃ「レジ袋」とか「プラスチックストロー」とか、いわゆる石油製品。
レジ袋を外に放置しておいたらどうなる?
たとえば、雑草を抑えるために使ったら、どうなる?
その上に砂利を敷いて、上から人が踏んだら?
破けるよね?
溶けるよね?
雑草生えてくるよね?
まあ、ここまで大袈裟にすぐにダメになるってわけじゃあないが、そもそものものとして石油製品であるという運命は変えられない。
一方、オワコンは腐っても(腐ってないけど)コンクリです。
たとえ、強度や耐久性の詳細がまだまだ明らかにされていないとはいえ、やっぱり成分はコンクリ、つまりは、ガラスや陶器のお仲間な訳だ。
はて、仮に板状の陶器が地面に敷かれていたとして、雑草は突き破ってくるだろうか?
割れない程度の厚みを確保された板状の陶器の上を歩いて割れるだろうか?
(割れない程度の厚みを確保してるのだから当然割れません。ずるじゃありません。そのための30mm〜50mm厚設定)
溶けるだろうか?
破れるだろうか?
あなたは、ガラスや陶器が溶けたり消滅したりしたことを見たことはあるだろうか?
僕は夏場車の中にプラスチック製品を置いておいて暑さでひんまがっているのは何度も見たことがある。
ちなみに、陶器やガラス製品は、車の中の暑さ如きで溶けるだろうか?
おそらく、1,000°c以上の熱をかけないと溶けるってことはないだろう。
義務教育を重ねてきた僕たちならなんとなくわかる。
ガラスや陶器、そして、コンクリートは変性・劣化が起きにくい。
簡単に姿を変えない。
化学的にいうと(?)、安定物質であることがわかる(間違ってたらごめんなさい)。
だから、劣化して結局ぬかるんでしまう、とか、水を通すための空隙が溶けて潰れてしまい水が通らなくなる、とかは絶対にないから安心して!
これだけは、コンクリートの専門家として豪語できる性能なのだ。
「どうせ、数年経つと草も生えるし、水も貯まるんでしょ?」
そんな質問には、こう答えたい。
「失礼だな ーーーーーー コンクリだよ」
と(呪術廻戦0の台詞で今後3ヶ月はいけそうです)。
まあ、とにかく、動画をご覧いただければ安心いただけるかと。
大丈夫 僕 コンクリだから。
失礼だな、コンクリだよ。
コンクリ様だよ、こちとら、と。
原油ぐつぐつたいて作る石油製品とかと一緒にしないでいただきたい。
しかも、最近じゃあ、コンクリートは完全に毒性0、CO2排出0、完全クローズドループが実現する道筋までできちゃってんだよ。
限りある資源を燃やし続けて地球を細らせる石油製品と一緒にしないでいただきたい!!
⚫︎参考記事: 【350億】【NEDO】「GI基金《CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト採択》本当の意味について」(月刊残コン Vol.54)
「大地を削らない、汚さない、蓋しない、循環するコンクリート」の権化。
造粒ポーラスコンクリートは、生まれたてでも、石油製品ごときには負けません。
絶対に。
というわけで、安心してご採用してちょ。
ちょっと、当面は、供給追いつかないかもだけど汗。
宮本充也
オワコン工事一式原価例
(生コンビニ仕入れ配送料無料)
◆施工面積40m2
材料費 (配送料無料) | 80,000円 | 40m2 x 0.05m(50mm厚) = 2m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 70,000円 | 2名 x 35,000円(日当) |
諸経費 | 7,500円 | 5% x (80,000円(材料) + 70,000円(工事)) |
合 計 | 157,500円 |
※単価:165,000円/40m2
= 3,938円/m2
◆施工面積60m2
材料費 (配送料無料) | 120,000円 | 60m2 x 0.05m(50mm厚) = 3m3 x 40,000円(単価) |
---|---|---|
工事費 | 95,000円 | 2名 x 35,000円(日当) + 1名 x 25,000円(手許) |
諸経費 | 10,750円 | 5% x (120,000円(材料) + 95,000円(工事)) |
合 計 | 225,750円 |
※単価:225,750円/60m2
= 3,763円/m2
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