2023/04/28

【静岡】「ジオポリマー（セメント0kg）をオワコン（造粒ポーラス構造）にした上でガビオン（意匠）に適応」

静岡県伊豆の国市。ジオポリマーってだけで地球上初めての試みであるにも関わらず、それを直ちにオワコン（造粒ポーラスコンクリート）にしてさらにガビオンとして公共施設に実装を果たしてしまった。

オワコンでガビオンとは？

大人気「オワコン」を「ガビオン」のぐり石の代わりに利用して製造されるブロックは植栽升や独立基礎などの用途に用いられる。

今日は、オワコンでガビオン（エバンガビオン）をなんと、セメントを使わないで全て副産物で製造したもので作ったってお話だよっ。見た目の違いだけじゃなくって環境にもとっても優しいんだって！

ジオポリマー・AAMsとは？

話題が残コンですのでお邪魔しますー。自分は残コン問題の周知活動のために生まれたイメキャラ「残コンさん」です。
今回採用されたジオポリマー・AAMsとは「結合材にセメント（OPC）を用いずに副産物などSCMsで製造されたコンクリート」のことです。引用blgでもお分かりのように、骨材も全て副産物ですから、環境負荷が限りなくゼロということができます。さらに、含まれる水酸化カルシウム溶液が二酸化炭素と反応・固定することからカーボンネガティブも期待されている製品です。。

ジオポリでオワコンを作ってみた

現場で施工され余ったジオポリマーは造粒材（Y弾）を投入・攪拌されオワコン化された。

ありがとう、残コンさん！そんな素敵なコンクリートが「オワコン」に用いられているんだね！そして、そんなスーパーオワコンが今度はガビオンのぐり石の代わりに用いるってアイディアが早速実行に移されたってことだね！

白いエバンガビオンの真価

ジオポリのオワコンで作ったガビオン（ウルトラエバンガビオン？）完成。箱抜きの箇所は植栽が予定されている。

ぱっと見「おしゃ」なガビオンだが、ジオポリ（RG骨材/高炉スラグ微粉末）使ってることからも環境負荷が限りなくゼロに近いぜ。さらに、オワコン（造粒ポーラス構造）にすることで表面積が極限まで広がることから大気中のCO2との接触が促される、つまり、含まれている水酸化カルシウムが炭酸カルシウムに変換されることによるカーボンネガティブも計算に入れることができそうだ。

資源循環/地産地消/カーボンネガティブ

協力：ミヤケン。公共施設に隣接するバス停・ガイダンスの脇にそれぞれ1基ずつ設置された。今後QRコードが設置されその性能を説明するHPに誘導し、地域の教育や観光などに供せられる予定。

オワコンちゃん、残コンさん、残コン姐さん。異色のトリオで「ジオポリを用いたオワコンで作るガビオン」のPR活動ありがとうございました！いよいよ時代はここまで来たかっ、て話だよね。とってもワクワクする。おら、ワクワクすっぞ、ってリアルで喋ってる人初めて見た、って言われても厭わないよっ。
このガビオンだけど、植栽枡として用いたとしたら、樹木も光合成するわけだからカーボンネガティブじゃん？それに、立ち会ってた渋谷建材の大曽根工場長曰く、虫除けの「ニーム」って植物があるらしいんだけど、そういうの植えといたら蚊に寄ってくるリスクとかも軽減されるし、虫除けスプレーをオワコンに吹きかけといてもいいかも知れないよねっ。そう考えると、このプロダクトって、ゴイスーかも知れないねっ。二酸化炭素減ります、蚊が近づいてきません、周辺温度が下がります、おしゃれです。いいことづくめじゃん。ウケる。
というわけで、オワッコーﾝ‼︎