長岡生コンクリート

2018/01/01

「2018年のコンクリート補修(診断)」

「2018年のコンクリート補修(診断)」

新年早々低迷する生コン産業についてご挨拶申し上げた。

年頭のブログ

巨艦の中で真面目にこつこつ生コン実務者としての役割を果たしていたとしてもその巨艦は数年後巨岩に衝突して沈没してしまう。

そのような趣旨のことを書かせてもらった。

実際的にそのような市場環境の中で、

僕たちは役割を果たし終えるのだろうか。

生コンは必要最低限、

大手資本がその役割を全うする。

僕たちの様な中小零細企業が経営する生コンは、

市場から消えてしまう。

それが未来予想図なのだろうか?

生コンブログの始まりである。


下りの放物線で期待できる成長カーブ

言葉でいうのは至極簡単なのだけど、

実際にそれを起こすとなるとかなりのエネルギーが必要になる。

ただし、そこを見つめ育てていかなければ、

本当に僕たち中小生コン工場は役割を終えることになるだろう。

チャンスはどこにあるか?


建設産業でも成長している分野がある。

維持管理

の分野だ。

時代はスクラップ&ビルドを終え、

サステイナブル社会に移行して久しい。

生コンにかかわるノウハウとこの維持管理が重なる領域はどこか?

コンクリート診断そしてそこに発生する補修・補強


結果論だ。

当社は15年ほど前から生コンにかかわる新規事業を多数こなしてきた。

手あたり次第寄せられた事業機会に手を染めた。

小さなものを数えれば数十に上る新規事業に手を出してきたことになる。

どれに対しても誠心誠意思い切り打ち込んだ自信がある。

ただ、結果的に残ったものと消えていったものとがある。

順調に成長し今後も成長できる分野。

その一つに、

コンクリート打ち放し補修(診断)

があった。

結果論で申せば、

「維持管理・サステナブル社会の文脈に当てはまるよね」

偉そうに講釈を垂れることはできる。

ただ、当事者としてそんな風に客観的には考えていなかった。

ただがむしゃらにやり続けていたら、

今その事業が残っていますって感じだ。


2018年のコンクリート補修(診断)

さあ、ますます過酷になる市場環境。

後ろから崖が崩れてくる。

それも猛スピードで僕たちに追いついてくる。

そんな状況の中で安穏とこれまでと同じように事業を進捗していていいわけがない。

指数関数的な成長。

シフトチェンジした成長を遂げなければ、

強烈に低迷する生コン産業に飲みこまれ事業の将来も危うい。

猛烈なスピード感で生コン産業に新風を巻き起こさなければならない。

そのシーズが2017年に生まれたと僕は思っている。

全国の生コン工場が最も身近なコンクリートの専門家

このように低迷し減少する生コン工場を再定義すること。

巨大プロジェクトの橋やビルの補修や診断ではなくて、

ほんと身近なコンクリート構造物のひび割れの診断。

病院に例えるならば、

大学病院ではなくて町医者的なポジション。

としての生コン工場。


この文脈にすべてをささげる2018年を過ごす。

小規模なコンクリート構造物とはいえ、

こつこつ一つ一つ足し算していけば巨大なコンクリートストック。

これらが市場。

生コンをつくるだけが生コン工場の役割です。

そんなことをしていたら、

本当に破たんするだろう。

僕たち生コン産業は。


全国の小規模コンクリート構造物

その市場にもっとも近い生コン工場という存在。

まだない流通脈。

2017年にちょっとだけ見出すことができた、

シーズとしての事業機会。

ただ、このシーズが順調に成長すれば、

建設産業で唯一成長している分野・市場が目の前に開かれることになる。

バブル・リーマン以降低迷に慣れきってしまった僕たち生コン業。

ただ、破たんを待つだけのようにも見える生コン産業。

その中で安定的に成長していく市場が目の前にある。

リスクをとって一歩前進するのもとどまるのも、

僕たち生コン実務者の判断次第。


僕たちは前進します。新たな市場で生コン工場の新たな役割を生み出すために。必ず達成します。


コンクリート補修(診断)事業に関する、

年頭の決意をしたためさせていただいた。

本年も引き続き格別のご高配をいただけますよう、

どうぞよろしくお願い申し上げます。


2018年元旦


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士