長岡生コンクリート

2019/01/05

「身近なものを【打ち放し】に #2【ミーティングテーブル】」

「身近なものを【打ち放し】に #2【ミーティングテーブル】」

前回#1では下塗りがなかなか乾かないため強制終了となった#デコブロ 【ミーティングテーブル】。一夜明け、色材(中塗りは省略)の塗布に移る。#デコブロ男子の闘いをみ見よ!
https://www.nr-mix.co.jp/rc/case/_1.html



色材が打ち放し表面の基調となる

さあ、心機一転。色材の塗布、頑張ります!


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こちらが、色材。けっこう粘土が高く、伸びそうであまり伸びない。

色材の塗布完了。1度塗りだとそこかしこに塗布されていない箇所が散見されるため、2度塗りでキャッチアップした。


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色材塗布完了状況。まだ、「コンクリート打ち放し」というよりも、灰色のテーブルといったところか。


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こちらは、試験室作業スペースにあるカウンターの色材塗布状況。やっぱり、灰色のカウンターという感じか。



ここまでのおさらい。

施工要領より抜粋)

0.素地調整
被塗装面をチェックし、表面の脆弱部分及び粉化物を ウエス、サンドペーパー、ワイヤーブラシ、高圧水洗い等で除去してください。


1.下塗り
下塗りはコンクリート面や左官面との接着を高めます。 希釈せずにローラー・ガン・刷毛等で施工してください。

※素地がミーティングテーブルのような材質だと乾燥しないため、プラスチック用のシーラーを下塗りにするなども効果的(MH)


2.中塗り
中塗りはコンクリート面が吸水して色合わせ・模様造成ムラを起こすことを防ぎます。 0〜5%の希釈が可能です。ローラー・ガン・刷毛等で施工してください。

※今回素地が吸水する材質ではないため、省略した。コンクリート面などの吸水する材質の場合には、吸収ムラ防止のために必要なプロセス。

3.色材(グレー系)
コンクリート状況により希釈調整をしてください。 無泡ローラー等での塗布を推奨しています。 コンクリート模様を造成する場合は、PGカラー(黒)を40倍程度に希釈してください。希釈率は状況により 調整してください。

※今回は、ここまで。慣れない作業ながらもなんとか、3まで。



残り、は4.色材(パターン・模様)と5.上塗りの2工程。

次回、#3でその模様をじっくりとご紹介したいと思う。

まだ、灰色のテーブルだったりカンターだったりするそれらが、

ぐぐっと打ち放しコンクリートになっていく様子が楽しめる。


身の回りをきょろきょろしてみよう。

もし、それが打ち放しコンクリートだったら。

そんな視点からきょろきょろ。

淡白だった景色に凛とした素材の迫力を加える。

生活汚れでボケてしまった壁を打ち放しにしてみる。

キッチンカウンター。

クロスの壁。

なんでも打ち放しにできる。

それが、#デコブロ という奥義。

このシリーズではそんな提案ができたらと思う。

生コンでいいこと。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士