2018/09/29
「どうせ無理なら打ち放しブロック塀工法」

埼玉県、 個人邸門柱で。「杉板打放しを綺麗に打設できないものか」と生コンポータルに問い合わせ。 「新築した家にマッチするエクステリアになった」とお喜びいただきました。
https://www.nr-mix.co.jp/rc/blog/_cbrc_2.html
新築した家にマッチするエクステリアになった
https://www.nr-mix.co.jp/new_nama/blog/post_100.html
大規模でも小規模でもとにかく、
生コンは駄々っ子。
本当に手がかかる。
できれば生コン使いたくない。
建設現場を管理状態にする際に最も変数が多く変化が多い。
・温度
・湿度
・経過時間(渋滞などによる)
・日射量
などの外的環境の影響をもろに受ける生コンクリート。
スランプ、空気量、コンクリート温度。
それぞれは完璧に一定というわけにはいかない。
そんな、半製品を現場の型枠に打設して養生する。
完璧な打ち肌を期待するのは本当に神業的な現場管理者の努力の賜物によるのだ。
それが、意外と知られていない。
「うちのエクステリアは絶対に綺麗な打ち肌であるべき」
お施主さんは誰一人残らず全員そのように思っているし、
業者さんがそのような「完璧な」コンクリート擁壁を作って当たり前。
でなければ、クレームの対象。
そんな「プロ」と「施主(素人)」のギャップで常に不幸が発生する。
※Before ブロックを積んで下地を施工する(4mm程度。ブロックの目地を表層が拾わないように)
※After 仕上げ完了。杉板打ち放し模様ではないと判断できる人は玄人も含めて皆無。打ち放しコンクリートの色合わせ補修という技術が裏付けにはある
どうせ無理なら打ち放しブロック塀工法。
「そんなに綺麗な杉板の擁壁なんか絶対に無理だよぉ」
それなら、打ち放しブロック塀工法。
ブロックを積む。
下地を作る。
1日で終わる。
翌日に打ち肌を再現(色合わせ)する。
2日で終わる。
描く(再現する)のだから、
補修は絶対にありえない。
だから、お施主さんとの間で揉め事(クレーム)が発生することだってない。
お施主さんは「苦しみ」を買っているわけじゃない。
何日もかけて雨にも負けずベース、鉄筋、型枠、生コン打設、養生、型枠撤去をする苦しみを買っているわけじゃない。
綺麗な打ち肌。
新築した家にマッチするエクステリア
という経験を買っているだけ。
苦しみなんかいらない。
プロセスなんか後から聞いて「そうなの、ふーん」程度の興味しか湧かない。
それなら、
絶対に補修のない打ち放しブロック塀工法。
補修跡が惨めな打ち放しコンクリートの前でおろおろと弁明をすることに対してお金を払わない。
ただただ、結果だけが欲しい。
それなら。
この打ち放しブロック塀工法で多くの笑顔が生まれています。
生コンでいいこと。
宮本充也