長岡生コンクリート

2018/10/12

「やってみようよ!【随時開催】打ち放しコンクリート色合わせ体験プログラム」

「やってみようよ!【随時開催】打ち放しコンクリート色合わせ体験プログラム」

全国で随時開催中の打ち放しコンクリート色合わせ体験プログラムは、今エクステリア界隈で話題の打放しブロック塀工法の基礎技術。打ち放し色合わせの体験型ワークショップ(インストラクターと一緒にパネルに打ち放しコンクリートを再現)。「やってみようよ!」
https://www.nr-mix.co.jp/rc/blog/_cbrc_2.html



やってみようよ! 打ち放しブロック塀工法の基礎技術

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※今回は鹿児島県木田組生コン鹿児島工場を会場に開催された。皆さん、生コン関係者。



ジャンカ

コールドジョイント

ひび割れ


これらは、生コンに従事する僕たちにとっては日常的に寄せられる相談となっている。

そう、

打ち放しコンクリートに発生する各種不具合のこと。



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※打ち肌のトラブル代表例「ジャンカ」(https://yotubanoclover.muragon.com/entry/461.htmlより引用)



生コン技術者ととしては寄せられた相談に適切にアドバイスを加える。

ただそれは基本的に性能上のことで、

審美的な内容とはならない。

機能。

コンクリートの技術者が言うところの機能とは、

・強度

・耐久性

のことを指す。

一般の方が打ち放しコンクリートに求めている機能は、

上記2点ももちろんだけど、

どちらかというと、

憧れの打ち放しコンクリートの「機能」とは美しさのような抽象的なものを指す。

その時に、この「打ち放し色合わせ」という打ち放しブロック塀工法の基礎技術が役に立つ。


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※打ち放し色合わせで回復した美観。



この色合わせワークショップは全国のいろんな地域で開催している。

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※実際にプロが利用する道具と材料を用いてパネルの上に「打ち放しコンクリートの打ち肌」を再現する。


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※出来上がった打ち肌と一緒に記念撮影。


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※究極DIYでもいけちゃう?あっという間に再現された打ち肌にみなさんご満悦の様子。



技術者の考える機能と一般の考える機能のギャップ。

僕は常々これからは「直感と美」の時代だと考えている。

それは、生コンというものづくり産業にとっても他人事ではない。

・強度

・耐久性

みたいなのは、この時代「あって当然」となる。

「からの?」

である。


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※インストラクターM.Hirayamaさんが板の上に再現するのは、うづくり。木材とコンクリートの生み出す造形は世界に誇る日本の美だ。


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※ベース材を塗布する。


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※うづくり再現方法の一つ。



日本の文化がベースにある打ち放しコンクリートという美は無限の可能性を秘めている。

身近なコンクリートがArtになる。

これからの時代、

「機能」

とはさまざまな意味を持つようになるだろう。

生コン技術者の力量の一つに、

審美眼

が追加される時代もそう遠くはなさそうだ。

生コンでいいことは、

美しさにも宿るはず。



宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士