2021/01/19
【ピカコン・重力式擁壁-2】
重力式擁壁の型枠。
台形の断面形状という性質上、逆ハンチとなることも多い。
それが、隠れてしまう部分ならばまだしも、
ばっちりと視線の高さ、アイラインに来ることも多々。
出来上がった構造物を眺めていて、
1層目と2層目の間に<エントラップドエア>を見つけると...、
(あともう少しで、エアが抜け切れていただろうに)、
と、ちょっと残念な気持ちにもなったりします。
さて、施工中の現場監督に聞いてみました。
<なにかいい方法はないんですか?>
すると監督が、ある道具を見せてくれました。
その名も『ピカコン』
(あ、これ懐かしい!)
昔、現場で使っていたことのある道具。
久しぶりに目にしてみて、
一気に当時の記憶が甦りました!
『ピカコン』とは、<コンクリート表面気泡抜き取り器具>のことで、
<株式会社らく~だ>が特許を持ち、開発・製造をしています。(HPより)
特許の公開情報によると、
「気泡抜き取り具」と確かに登録されていました。
さらには、NETIS<ネティス>
(公共工事等における新技術活用システム)にも登録されているとのこと。
当時、この道具を使って、
いろんな方法を試してみたことを思い出しました。(つづく)
NR試験室 二見