長岡生コンクリート
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2020/12/14

【水勾配の一般値・可変側溝-3】

【水勾配の一般値・可変側溝-3】

可変側溝の底版打ち。
「この側溝内部の水勾配って、どのくらいつけているんですか?」


若手の監督に質問してみると、
「ここはですねぇ...、1/1000 です、確か」という返答。


「1/1000ですか!?1/100、ではなくて?」
確認の意味も含め、再度、問い直してみる。


「1/1000 っていったら、1mで1㎜の勾配ですけど...」
「あぁ、そうか。じゃあ、違うかも。でも図面にはそう書いてあったけどなぁ...」


ここで、その真偽を検証してみる。
側溝全長の真ん中あたりで、監督と話していました。

IMG_3035(1).jpg


そこから数えて、2・4・6・8・10・12個の製品。
反対側にも同じくらいの製品が並ぶので、だいたい24個くらい。


製品1つの長さが、2mなので、48m。
勾配は、端部からの片流れで打設されている。


全長約50m(50,000㎜)と仮定すると、その1/1000は、50㎜。
さすがに50mで、5㎝という落差は現実的ではありませんね...


製品の高さも、1000㎜のものを選択しているという観点から、
おそらく勾配は1/100で、その落差は50㎝と推定すると妥当な設計となる。


ひとりで問いを立てて、ひとりで解決。
若手監督のメンツ、つぶさないで済みました。


NR試験室 二見

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士