2020/12/28
【ベント管・縦配管による圧送-3】
圧送負荷増大のポイント。
それは、90度に曲げるエルボ部分。
地上から垂直配管につなぐために、最低でも1ヵ所。
同様に、垂直配管から、打設階に振り分けるために1ヵ所。
これらは、土木学会示方書によると、
「ベント管・90°」1ヵ所当り、水平距離6mに換算されます。
さらに、地上部分・打設階部分で、
垂直配管に直接つなげられる例はほとんどありません。
そのため、垂直配管への接続用に、
各1ヵ所を足すと、計4ヵ所のベント管。
これらを合計すると、
約24mの水平換算距離となります。
「上向き垂直管」25mは、水平換算で約75m。
「ベント管」4ヵ所は、水平換算で約24m。
つまりはトータルで、
配管延長が100mも延びるということ。
そりゃあ、筒先でのスランプも、ロスせざるを得ませんね...
ところが、圧送負荷増大のポイントは、まだありました。(つづく)
NR試験室 二見