長岡生コンクリート
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2020/07/16

【<設計基準強度>と<耐久設計基準強度>の大きい方】-4

【<設計基準強度>と<耐久設計基準強度>の大きい方】-4

<品質管理強度>を説明するために、出てきた専門用語。
<設計基準強度>と<耐久設計基準強度>


<設計基準強度>とは、その名の通り、
「建築物を構造設計する時に用いる強度」のこと。


対して、<耐久設計基準強度>とは、
建築物を「共用する期間によって定められている強度」のこと。


この、<設計基準強度>と<耐久設計基準強度>を比べて、
大きい方の値を採用したものを、<品質基準強度>と呼びます。


さて、<耐久設計基準強度>について。
「耐用年数」といった方が、なじみが深いかも知れません。


これらは、「計画共用期間の級」という分類で分けられています。
「短期」「標準」「長期」「超長期」の4種類。(JASS 5)


ザックリ要約すると、
長く使うものには、劣化分も含めて強度の高いものを採用しましょう、ということ。


具体的な強度の数値が、
<建築工事標準仕様書JASS 5>に定められている。(以下、抜粋)


「短期」は、18 N/mm2
「標準」は、24 N/mm2
「長期」は、30 N/mm2
「超長期」は、36 N/mm2

IMG_0873.jpg


だんだんと、本筋から離れている気もしますが、
構造物の耐用年数が、どのくらいの期間で設計されているのか?


「短期」「標準」「長期」「超長期」
これらの具体的な数値については、また次回(つづく)


NR試験室 二見

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士