2020/07/21
【<品質基準強度>に、補正値を加えたもの】-6
<建築工事標準仕様書JASS 5>に記されている、
<調合管理強度>、そして<品質基準強度>の違いについて。
圧縮強度に規定されている項目は以下の文章(抜粋)。
・使用するコンクリートの強度は、材齢28日において調合管理強度以上とする。
・材齢91日において、品質基準強度以上とする。
<調合管理強度>とは、<品質基準強度>に、
<構造体強度補正値>を加えた、コンクリートの強度のこと。
<調合管理強度>は、
「Fm」(エフエム)と呼ばれる。
<品質基準強度>は、
「Fq」(エフキュー)と呼ばれる。
<構造体強度補正値>は
「mSn」(エムエスエヌ)と呼ばれます。
式で書くと、
Fm = Fq + mSn
具体的に、<品質基準強度>が、「24」で、
<構造体強度補正値>が、「3」だとすると、
計算は、Fm = 24 + 3 となり、
<調合管理強度>は、「27」N/mm2となる。
さて、またも出てきた専門用語。
<構造体強度補正値>については、また次回(つづく)
NR試験室 二見