2020/07/22
【「それは気温のせいです」、では済まされない】-7
Fm = Fq + mSn
「Fm」は、<調合管理強度>
「Fq」は、<品質基準強度>
「mSn」は、<構造体強度補正値>
冒頭から読む気の失せる、
「記号×専門用語」のダブルコンボ。
今回は、<調合管理強度>、<品質基準強度>
その説明から出てきた<構造体強度補正値>について。
コンクリートは、外気温の影響によって、
強度の発現状況が変わってくる。
強度が高く出る場合もあれば、
逆に、低く出ることもあり得る。
そこで、そもそも必要とされる強度に、
補正値を足しておくことで、そのバラつきに対処。
ザックリ要約すると、
強度が低いと困るから割り増しをしておく、ということ。
さて、<構造体強度補正値>には、
「3」もしくは、「6」が設定されている。
この補正は、外気温が低い冬場だけでなく、
夏場の暑い時期にも適用されるので、注意が必要である。
NR試験室 二見