2020/12/18
【腕の見せ所・可変側溝-7】
可変側溝などの2次製品は、工場で作成される規格品。
大量生産だからこその、コストパフォーマンスに優れています。
ところが、設計の中には、
規格に沿わない箇所が、少なからず存在します。
排水が交差する部分、水路の突き当り、点検口、などなど。
それらの箇所を、既製品に合わせて作るのが、現場大工の腕の見せ所。
敷地のクセや、勾配、オーダーのサイズなどに合わせて型枠を組み、
現場で打設してオリジナルな製品を作成しています。
「役物」として、製品工場に発注することもできますが、
割高なうえに、納期に時間がかかるのが一般的...
こういう、オーダー物を見てみると、
その職人さんの性格が現れてきて面白いですね。
脱型しやすい型枠、充填しやすい型枠、
仕上げ面に打設面を持ってこない型枠、などなど。
それぞれに、
知恵と工夫が施されていて、とてもいい学びになりました!
NR試験室 二見