2021/02/03
【単位水量試験・重力式擁壁-9】
「えっ、単位水量試験やるんですか!?」
「はい、お願いします」
重力式擁壁の現場で、
<単位水量試験>を求められる現場は珍しい。
大きな擁壁でもなく、
一日の打設量も40m3ほど。
単位水量試験を行うには、
普段の試験道具に、ハカリを追加で持っていく必要があります。
このところ、単位水量試験を求められる現場が増えてきました。
ハカリを持っていくのは、そんなに大変ではないのですが、計算するのが大変...
厳密にいうと、計算するのはエクセルなので、大変ではないのですが、
そのエクセルに、設定値を入力するのが大変、というか、面倒。
もっと厳密にいうと、設定値を入力するのも、
配合計画書から、転記すればいいだけのこと。
とはいえ、容積と質量の欄を、
分けて書かないといけないのが大変、というか、面倒。
<質量÷密度 → 容積>
なぜか、このエクセルファイルには、この計算式が入っていない。
他者から預かったエクセルファイル。
計算式を追加で挿入するのは、気が引けますよね。
そうして今回も、手計算で容積を出し、
足し算して1000リットルに収まるよう、端数を調整するのでありました。
NR試験室 二見