2016/10/15
「年間1,000万近い利益が出る」GNNワークショップ in 大阪
最近用を済ませた後ズボンのチャックを閉め忘れることが多い。
まあ、この話を膨らませてもなんの効果もないので、
生コンブログを始めたいと思う。
昨日から本日にかけて大阪で開催している、
GNNワークショップ
2年目展開中の本ワークショップの目的は単純明快、
「儲けること」
山形から兵庫まで10社が登録しており、
毎月テーマを決めてあちこちの地域に集合している。
生コンは地域と枠組みがとても強固な鎖となっており、
通常その枠組みの中では生コン経営に関する有意な情報は得られづらい。
GNNはもともとこうした地域枠組み(1.5時間の壁と呼んでいる)を壊して、
水平の脈に貴重な情報を流通させようというのも大きなテーマであったから、
その意味ではこのワークショップは、
GNNの一番おいしいところ取り
ってことになる。
仕事で集まるワークショップってなるとなんとなく難しそうな顔をして、
低迷する市場環境の中でいかにして利益を創出するかなんて、
まじめな勉強会をイメージされがちかもしれないが、
実際のワークショップは終始笑いの絶えないすれすれの冗談の絶えない、
楽しい場
今回のワークショップは、
1Q→第1四半期の決算を踏まえて(7月からスタートしている)、
残り3Qをどのようにして展開していくかについての各社プレゼンが、
主なコンテンツとなっている。
各社各地域で真剣に事業環境に向き合い顧客に向き合っている。
その中でいかにして生産性と利益を創出するか
これは一人の闘いではなく、これは確実に仲間がいたほうがいいにきまっている。
ただ、従来1.5時間の壁の中で仲間を見つけるのは難しい。
いくら協同組合が認められているとはいえ中にいるのは基本的に競合他社
そんなところに自分のところの決算状況や機密情報・弱みなんかを漏らせない。
その意味では各社のプレゼンに対してその場にいる全員がいろいろと意見を添える、
このワークショップで得られる知的財産は計り知れないものがある。
今回もそんなことを考えさせられている。
世のなかに自分しかいなかったら自分がどんな人間かがわからないように、
比較(ベンチマーク)する相手がいなければ、
・自分の本当の価値(強み)
・自分に欠落している部分(弱み)
なんて永久にわからないだろう。
一口に生コン業といってもそれこそ多種多様なあり方がある。
一つの地域の一つの協組に属しているだけだと、
そんな生コン業の可能性
に気づくことすら難しい。
・1年間で残コン戻りコン廃棄費用に関する「利益」が200万以上
・配合設計の工夫により年間1,000万近い「利益」が出る
・導入しづらい特殊コンクリートの運用に関する工夫
・ネットワークを駆使した新ビジネスの構築の検討
・残コンに関する今後の業界全体的なトレンド
数え上げればきりがないが、こうして集まって意見交換をし、
工場に持ち帰ってから「きちんと実践する」ことによって、
それぞれの生コン工場で数百~数千万円の利益創出が可能となる。
ここで最も重要なことは、
「きちんと実践する」
ということに尽きる。
よくありがちなのが、
「いい話きいたね。ちゃんちゃん」
ってやつで、いい話もきちんとアウトプットとして生かされなければ、
「いい話聞いてた時間がロスになる」
GNNワークショップではそれぞれの社がそれぞれで打ち立てた、
「売上と利益の目標」
に対して、PDCAを回し実績値を共有するため、
仲間に対してなにかしらをやってきたという証明をする必要がある。
つまり、
「自然な形で実践が伴う」
ところが良いところだと思う。
よくあることだけど、目標は素晴らしいことを壁に掲示してあるんだけど、
誰も見てない
そんなんありましたね
趣味とかもそうだけど、「仲間と一緒にやると続きやすい」ってことに尽きるんだと思う。
毎月毎月予算とにらめっこ、
小学生でいうところの「通信簿」で毎日評価される感じ。
とても苦しいけれど、生コン業が置かれている市場環境の実態はもっと厳しい。
下りのエスカレーターで、僕たちが楽しく日々を過ごして、
更には社会貢献ができるようにするためにも。
これからもGNNワークショップを通して素晴らしい価値を産み出していきたいと思う。
宮本充也
※GNNワークショップの報告はGNN第5回技術発表会で発表予定です