2019/05/26
「菅官房長官も登場!」生コン保険の生みの親【祝10周年】トータルリスクサポートとは?
半製品生コンに初めて損害保険を導入したトータルリスクサポート(末武社長)の10周年記念イベント。夢敵(むてき)をスローガンに躍進する一流集団について。
生コン保険の生みの親トータルリスクサポートとは?
「令和」のお披露目ではなく10周年のお祝いを述べておられた菅官房長官。
この方が創業メンバーで取締役の村越大(ゆたか)氏。この人がいなければ今や生コン業界の標準となっている生コン保険はなかったはずだ。
10周年イベントには生コン保険開発に携わった依田さん(上)を始め生コン関係者の顔も。
生コン保険の可能性。
きっかけは六合(むつあい)コンクリートショック。
半年間に渡って出荷した生コンが不適合品(JISでは許されていない製品の不正出荷)。
損賠額は30億円とも言われる社会問題。
「出荷した生コンになんらかの瑕疵があったら?」
この問いは生コン関係者のみならず建設に関わる全ての人にとって深刻だ。
生コンは基礎など工程の初期に用いられる製品。
しかも、所定の強度が確認されるのはなんと28日後。
万が一強度が出ていなかったとしたら。
露見するのは28日後。
つまり、建築で言えば、基礎が所定の強度が確保されていないことがわかるのは、1Fや2Fに工程が移っているタイミング。
解体、撤去、新設に関わる費用だけじゃない。
工期が遅れるなど、あらゆる被害が想定される。
建物が丸々一棟建ってしまうほどの経済的なショックだ。
そのリスクを支えることは建設、生コンにとって大きな意味があるはず。
その想いから生コン保険は開発された。
そして、さらに広がる可能性。
かなりスケールとしては縮小するものの切実な生コンにまつわるリスクがある。
10件に1件が炎上。
生コンに関わる多くの人たちが切実に悩む問題。
駐車場など小規模な土間コンクリートの表面や、型枠を外した時の打ち肌における美観上の問題。
・ひびわれ
・色むら
などのリスク。
Google画像検索から引用「色むら」
そもそも半製品生コンが保証するのは強度。
18N/mm2出ているからいいじゃん。
というのは供給者である我々の主張。
一方受け取る側の一般・お施主さんは、
「どうしてうちのコンクリートだけ汚いのよ!」
というもっともな憤り。
これは、六合コンクリートの事件ほどの経済規模はないけれど、生コンに関わる人々の切実な悩みであることも事実。
10周年を迎えるトータルリスクサポート。
この分野でも新たな挑戦が始まろうとしている。
このことで救われる多くの人がいることがわかっているからだ。
打ち放しコンクリートの型枠を外してぞっとしている担当者の気持ち。
色むらが出てしまった土間コンクリートを引き渡しする施工者の気持ち。
そんな切実な気持ちに敵う。
夢が敵う。
夢敵集団トータルリスクサポートの今後の躍進から目が離せない。
損保も生コンでいいこと。
宮本充也