2019/09/15
「おかげさまで150回!」生コン屋さんの情報発信とその軌跡(奇跡)|NR Times Vol.150
情報発信の始まりは2006に始まったNR Times Vol.1だった。いい時も悪い時もひたすら続いたその情報発信は今回で150回の節目を迎える。振り返るから、未来を見つめられる。おかげさまで150回(12年6ヶ月)。これからも地域の生コンは1時間半の外へ情報発信を続けます!
おかげさまで150回記念特別号!
組合があって、地域の固定客に支えられている生コン。
地域に経済がある限り求められ経営にも大きな変化はない。
それが生コンという産業だった。
NR Timesが始まった2006年頃を思い出せば未来は明るくなかった。
バブル崩壊後一転出荷量は減少の一途。
少しずつ生コンは萎んでいく。
次第に若い人も入らなくなっていく。
大きなリスクもない代わりに、大きなチャンスや成功を夢見ることができない。
真綿で首を絞められるように。
ゆでガエルの例えのように。
生コン産業は徐々に栄光を失っていく。
それが2006年当時に僕たちが感じていた生コン。
なにかことを動かさなければ。
なんでもいい。
2005年ごろから構想されていた事業。
透水性コンクリート(当時はドライウェイ)。
生コン産業を自分たちの力で夢を見れる場所にしたい。
成功が約束された事業ではない。
誰が買ってくれるのか。
それは本当に世の中に必要とされているのか。
事業に未来はあるのか。
それすらもわからない新規事業に必要不可欠だったこと。
それが、情報発信。
NR Timesの役割だった。
生コン屋さんが情報発信をしているなんて前代未聞の出来事。
それが2006年に始まったNR Timesという出来事。
150回12年と半年を経て今どうなった?
WEBサイト生コンポータルでは毎日3本以上の記事をリリースしている(https://www.nr-mix.co.jp/)。
閲覧者数の指標であるPV(ページビュー)数は100,000を達成。
毎月4,000人近いユニークユーザーに定期的に読まれている。
「庭づくりは0円マッチング」をキャッチフレーズに今年から庭コンもスタートした(https://www.nr-mix.co.jp/niwakon/)。
情報発信の効果は着実に事業にフィードバックされ今年からは大手ECサイトとの協業も始まる。
透水性コンクリートという生コンがITの文脈で売れる。
「生コン工場が情報発信なんて無駄」
流通が保守的で閉鎖的な生コン関係者は誰しもがそう思っていた12年と半年前。
150回の節目に改めて振り返ってみる。
NR Timesという生コン屋さんの情報発信が生み出してきたことはまさに奇跡だ。
今や生コン屋さんの情報発信をバカにする人はいない。
200回、300回、500回。
NR Timesの進む先には一体どんなできごとが待っているだろう。
支えてくださる全ての方々との記録。
NR Timesはいい時も悪い時も淡々と回を重ねてきた。
これからは新しい時代の文脈に歓迎されてさらなる飛躍を遂げるはずだ。
おかげさまで150回。
これからも、NR Times、そして僕たち生コン産業をよろしくお願いします!
チームNR Times
宮本充也