2016/04/02
「生コンまみれ15周年」おかげさまで15年
私事ですが、15年前の本日、2001年4月2日
雨だったと記憶しています
あほ大学生だった僕は、
・土曜日が休みじゃないこと
・運転手さんがごついこと
・設備や事務所やなにもかもがぼろいこと
・伝票や帳票の類が全部手書きであること
・債務超過であること
等に愕然とした、そんな記憶があります。
15年前の本日、きらきら学生生活をエンジョイしていた僕は、
現実の厳しさに叩きのめされたことを覚えています。
はっきりいって、その当時の僕は、
「ITに行きたい」
と、そう思っていました。
同期のみんなは、僕の境遇からみると、
なんとなくきらきらしている大企業に就職していき、
なんとなくキラキラ楽しんでいるように見えただけに、
田舎のぼろぼろの会社に身を置く自分に深いコンプレックスを感じていて、
「こんな会社で僕は永遠に働かないとならないのか」
と失意の底にいたことを覚えています。
動機づけには基本的に2つしかないと思っています。
・恐怖 このまま何もしてないとあんた死ぬよ
・夢 向こう側にみえる光に全力で走ろうよ!なにか素敵なことが起きるかもよ!!
の2つです。
当時の僕は、恐怖しかなかった。
「あと5年でこの会社つぶれて僕は借金を背負って首をつらなくてはならないのかもしれない」
知識もなかったので、そんな風に悲観していました。
どちらの動機づけも、僕は大切だと思っています。
5年間くらい恐怖のどん底で仕事をしていました。
パフォーマンスは今思ってもとても高かったと思います。
学生小僧がなんとか悲惨な状況を打開していたわけですから。
やっぱり、死ぬ気でやっているときの気迫たるやすごい。
命かけている人間のパフォーマンスは高い。
そして、15年の節目を今日迎えています。
たくさんの夢を生コンを通して見ています。
もちろん、恐怖がないわけではありません。
むしろ、より大きな恐怖を感じてもいます。
ただ、15年間命かけて生コンやってきてわかるのは、
生コンは命を懸けるだけの価値がある職業であるということ。
「IT行きたい」
粒ほども、1㎜も考えてません。
生コンに命かけます。
今、テーマを変えたら、すごろくで0に戻るようなもん
一緒に夢をかなえてきた会社の仲間や、
仕事・取引先・友人すべての人たちとの蓄積を、
さらに実りあるものにするために
命かけて生コンエンジョイしますので、
今後とも関係各位に置かれましては、
ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
宮本充也
    