2016/07/26
「200分の1の時代の生コン屋のIT戦略」
現代の情報量はIT革命後200倍とも400倍ともいわれる。
以前は新聞とかテレビとか、まあ情報の蛇口はだいたいみんな一緒。
変な言い方だが人々は「簡単に洗脳されていた」
しかし、IT革命は多種多様なメディアを登場させた。
政府や企業など組織しか情報発信を持たなかった時代が一変し、
今や僕も含めた市井の人が普通に情報を発信できる時代。
「数多くあるメディアの一つ」
に堕ちてしまったテレビの昨今の焦りは目を覆うばかりで、
昔はテレビの発言力は圧倒的だったが、
今や笑いものの対象になってしまっている。
つまり今の時代情報が氾濫してしまっているため、
逆に本物が見出されづらくなっているとも言える。
古き良きテレビの時代には、
・一部の審美眼のあるテレビ局の人
が、
・一部の本物の実力を持つ人
を見出してテレビで紹介しようものなら烈火のごとくに知られるようになった。
逆に実力のないレストランなどが紹介されたとしても、
短期的に来客が集中しその後谷底のような客離れが起きて経営がおかしくなる
なんて話は枚挙に暇がなかったが、
最近はテレビでレストランが紹介されてもあまり効果が見られない。
つまり、大量の情報発信により情報そのものの価値が希釈されてしまった。
IT戦略を標榜し4か月が経過しようとしている。
如上の現代情勢を臨めば、
「そのブログ意味ない」
となる。
昔に比べれば一度の情報発信の効果性が200分の1以下になっているともいえるからだ。
これはネガティブな見方。
ただ、情報戦略が全く奏功していないかと言えば結果は逆で、
毎月平均5回の問い合わせが「WEBで見ました」として寄せられている。
今月も7月25日現在で4件(後半に集中した)すでに寄せられている。
時には2週間くらいべた凪ぎの海のように一切問い合わせがない時があり、
そんな中毎日愚にもつかないブログを更新し続けるのはロボットじゃ無いので精神的に応える。
間違った海で必死に釣り糸を下しているような感覚に襲われる。
それでも1か月を通して振り返るとやっぱりそれなりの数字にまとまるから面白い。
情報氾濫の時代確かに情報そのものの価値は200分の1以下に薄まっているのかもしれない。
あの圧倒的なテレビが「単なるメディアの1つ」に堕ちてしまうくらいの時代。
つまり個人は大きなメディアがどばっと流す情報に影響をされなくなった時代。
自らの主体性をきちんと認識し自分にとって有益な情報を自ら選択できる時代
と言い換えることもできると思う。
IT革命以前は政府や大企業が意図した情報が一方的に流され、
僕たち情報弱者は限られた「意図された」情報に基づき行動を選択していた。
ある意味安心感のあるマスな情報だったから「まあぼちぼち」の結果を手にすることができた。
現代は400倍のありとあらゆる情報が流され、それだけ選択肢が広がったということは、
大げさに言えば「まあぼちぼち」の結果を手にするのも200分の1
情報が氾濫している時代もそうでない時代にも情報発信の主体者にとって大切なのは、
自らの本当の価値をきちんと認識してそれをたゆまず発信し続けること。
当たり前すぎてぐうの音もでない。
・ジョギング
・英会話
・ダイエット
・禁煙
とまったく一緒でやり続けていると途中で「やめる理由」が大量に発生してくる。
そうしたものに惑わされることなくこれまで当社長岡生コンは4か月IT戦略を推進してきた。
今回のリニューアルで迷走しまくりだった当社WEBサイトも節目を迎えた。
・施工事例やブログ
・FAQよくある質問
をメインコンテンツとしてきたが、
・動画(NamaTube)
を加えて3メインコンテンツとして一定の完成を見た。
今後は、
・助っ人ナビ(現場作業員のシェア)
や、
・GNN関連コンテンツとの連携
を充実させていきたいと思っている。
当事者は毎日毎日その時その時「走っているランナー」みたいなもので、
「つらい」
が、たまに振り返って走ってきた道を眺めると達成感に酔いしれる。
本日はNR Timesの発行日となっており、午前中にメルマガを配信する。
今回からは通常の件名ではなく、個人を押し出したタイトルに変更した。
「長岡生コンからメルマガです」
より、
「宮本充也がお届けするメルマガです」
とした方が無視されづらいという戦術的発想からである。
順調にアクセスカウントも伸長しており、いろいろなブラウザで試してみても、
「生コン」
と検索すると結構上位(1ページ目)に表示されるようになってきた。
最初の見込みより非常に険しかったIT戦略。
この戦略を通して、
「水の次に流通する材料を使う人たちを幸せにする」
ことの成果は非常に大きなものであるという期待を胸に、
生コン屋のIT戦略は永遠に続く。
宮本充也