2019/01/09
「2019年あいさつ回り」

前時代的。古臭いだろうか? 顧客のもとを訪ね「あけましておめでとう」。日本古来の、もしかしたら建設業だけの習慣? 儀礼的で内容が薄い? 2019年あいさつ回りで改めて感じたこと。唯一絶対の評価者は市場と顧客。
2019年あいさつ回り?
地元静岡県沼津市の顧客企業のエントランスに掲示してある「はきものをそろえる」(集組)
こちらの事務所は常に清潔で、履き物もぴしっと揃えて置いてある。来客に対しても気持ちのいい挨拶で迎えてくれる。訪ねるたびに身が引き締まる想いだ。
車で顧客企業をぐるぐる訪問してまわる。常に富士山を眺めることができる。やはり、年明けはいつもあいさつ回りから始めたい。
今年のトレンドは?
「あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします」
「はい、こちらこそよろしく」
これだけで終わってしまったら虚しい。
「おお、よくきたね。座っていって」
新年の挨拶回りもこれで18年目。
それなりに顔も通っているしそれなりに処してもらえる。
(それはそれで件数が捗らないというのもあるのだが)
今年のあいさつ回りでひときわ反応の良かったいくつか。
・生コン工場で土質試験
https://www.nr-mix.co.jp/new_nama/blog/post_104.html
従来は結構遠くの業者にそこそこの金額で頼んでいたそうだ。
生コンもどっちみち試験しなきゃいけない項目の1つ。
土質試験も生コン工場でいっきに終わらせられるなら。
そんな利便性高いことはないということでとても評価が高かった。
以前と比べいずれの発注機関も土質試験を厳格化しているという。
「きっと引く手数多だよ。うちは助かる」
そんな反応が大半を占めていた。
・僕も含めて全員生コン車で生コンを届けます
中小企業に管理業務専任は要らない。
雨に影響される業態。
だから、深夜や祝祭日の対応も柔軟に行いたい。
そのためには、全員が生コンを届けることのできる体制。
ジョブローテーションが行き届いた体制が必須。
そんな想いを改めてお伝えした。
当社長岡さくら工場(生コンポータル)は全員で練って運びます。
・インスタント液体埋め戻し材
https://www.nr-mix.co.jp/lquid/blog/post_24.html
「あるある、狭い現場で転圧効かなくて困ることあるよ!」
土質試験と並び「痒いところに手が届いている」ようだ。
今月試作品を完成させる予定。
もうすでに「すぐに使ってみたい」と名乗りを上げてくださる会社が後を絶たない。
2019年あいさつ回りでも改めて思ったこと。
顧客が全て。
僕たちは何を届けているのか?
「生コンでいいこと」
生コンをお届けしている。
それを評価しているのはテレビやラジオや世間の評判やどこかからの表彰ではない。
実際に購入を頂いている建設に従事しているお客様だ。
唯一絶対の評価者は市場と顧客。
それを間違えちゃいけないと思う。
市場や顧客ではない何者かにちやほやされエゴを満たされいい気になってはいけない。
だれでもない顧客が評価者だ。
だから、2019年も真剣に顧客に向き合いたい。
誰が僕たちを評価しているか?
それは届けた生コンを使ってくださる方たち。
その人たちに今年も「生コンでいいこと」をもっと届けられるように。
2019年あいさつ回りは今日も続く。
顧客の声を聞く。
応える。
生コンでいいこと2019いよいよ始まった。
本年もどうぞよろしくお願いします。
宮本充也