長岡生コンクリート
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2016/08/04

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「8月31日16:00 建設諸団体交流会」Breakthrough 2020

「8月31日16:00 建設諸団体交流会」Breakthrough 2020

歴史的に建設産業は縦の脈、上下関係が強い。

インフラや建物は経済規模が大きいため、

国がリーダーシップを必要なインフラを必要な場所に配置する。

その下に設計・コンサルやゼネコンが位置し、全国に支店を置いている。

さらに、地域で形にするのは、

「そこに住んでいる」

僕たちみたいな、

・生コン屋

・土木屋

・工務店

etc...

が上から降ってくる予算を形にするため、上位団体によって脈としてまとめられる。

長年こうした商習慣を続けてきているため、主にゼネコン(大手GC)が建設全般をリードしている。

これは、長年培われてきた「人を手配する役割」が縦の脈で出来上がっているため、

大規模インフラを形にする上では非常に機能的に役割を果たしてきた。


さて、これから人口減少社会を迎える。

世界で最も速いスピードで「経済の分母である人口」が半減する。

※建設投資はすでに半減している

そして、高度経済成長時期に配置された膨大なインフラのメンテナンスは、

半減する人口が支えることになる。

大規模インフラの建造のために整備されたシステム、

集権型・縦型の在り方は、大きく変化を余儀なくされていくはず。

これまで中央で集権された予算を口を開けて待っていればよかった、

全国に分布する作る人(生コンや製品工場他)・使う人(地場建設会社・工務店)

にとっても、新たなあり方(業態)が求められる時代になるんだと思う。

わかりやすく言えば、

「打ちは生コン屋ですから、生コン練ってりゃいいんです」

という時代が終わるということだと思う。

膨大な社会インフラを維持する担い手は誰かではなく、

僕たちになる。


いろんな産業でポスト2020が問題として指摘されているが、

きっと建設産業が率先してこの問題を解決していくことが求められていく。

この問題について、地方の建設産業に従事する有志の交流会を開催することになった。

※FBページへのリンクです

詳細は建設業関係者に限定されるが、これまでの建設業をリードしてき方々との交流、

そして、縦の脈で互いに交流をすることが不可能だった実務家・技術者が、

産業や職種の垣根を超えて、

「新しい建設産業を創る」

第一歩となる予感がある。


抜本的なあり方の変化を求められて居るときに、

水平の脈で情報交流をしないで、

「自分たちの業界だけがよけりゃいいや」

なんて発想は、日本という大型船をそれこそ泥船にしてしまう。

8月31日開催の建設諸団体交流会のアウトプットは、

11月18日GNN元気な生コンネットワークの共催オープニングの場において紹介される予定。

日本コンクリート技術が主導して建設産業の有志が集まる。

参加可能人数は限られているのですべてのお声に応えられないかもしれないけれど、

もし関心を持った方がいらっしゃるようなら、ご一報ください。

2020問題をブレイクスルーするため、ともに活動していきましょう!


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士