2020/12/27
【配管延長距離・縦配管による圧送-2】
地上6階部分のコンクリート打設。
一日に200m3を超える打設計画。
生コン車でいえば、50台に及ぶ台数。
敷地に制約が多いので、一時間に打てるのは、7~8台。
7~8分で、一台分の生コンを吐出する計算となる。
地上2階までのブーム圧送に比べると、各段に時間がかかる。
ちなみに、地下杭を打設していた際には、
速ければ、4~5分で1台分を吐出していました。
荷卸し時のたて割り試験の合間に、6階の筒先まで行って性状を確認。
やはり、だいぶスランプがロスしている印象...
荷卸しのスランプに比べ、あくまで目測だが、
マイナス4~5㎝くらいは、ロスしているのではないか。
約25mの垂直配管による、圧送負荷の増加。
それは単純計算すると、約75mの配管延長となる。(土木学会示方書より)
とはいえ、それはマニュアルに沿って
水平距離に換算しただけの計算に過ぎません。
地上6階に圧送・打設するためには、
他にもいくつかの圧送負荷増大ポイントがありました。(つづく)
NR試験室 二見