長岡生コンクリート
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2018/05/02

「無い無い尽くしのアウト工場に学べ!|GNNワークショップ」

「無い無い尽くしのアウト工場に学べ!|GNNワークショップ」

生コン業界によく言われる「アウト工場」。協同組合に参加していないことをもってそう渾名される。生コン関係者ならもっているイメージ。果たしてどんな存在?



アウト工場に学べ

生コン業界特有の言い方「アウト工場」

僕は生コン18年目。

入職当時地域には5社のアウト工場があった。

いずれの工場も勢いよく生コンを出荷しているイメージがあった。

今は僕の操業する土地にはアウト工場が0

100%組織率

当時に比べて4000円も価格をあげた

そんな生コン組合としてちょっとした注目もされている。

静岡県東部生コンクリート販売共同組合


アウトってどんな存在?

生コン従事者で組合加盟工場。

いろんなアウト像があると思う。

実際に同じ地域で共通の市場を奪い合っている間柄であれば、

アウト工場に対しての認識は多分に感情が混じったものだ。

「あの時、あの物件で、あんな風に」

そんな経験がいつしか柵(しがらみ)となって、

互いの自由度を奪っていく。

「組合のくせに価格を下げてもっていった」

双方の言い分はつまり、

「夫婦げんかは犬も食わぬ」

同じ地域で生コンを操業している間柄はどうしても冷静に互いを分析できない。



四面楚歌で操業する生コン工場

工場がトラブルでストップした時や、

物件が重なってお客様への供給に支障をきたした時。

アウト工場には頼るすべがない。

周囲すべてが組合員工場に囲まれている。

割結(組合で生コン数量を分け合う制度)なんてない。

口を開けて待っていてもなんにも入ってこない。

集団を背景にした取引条件交渉なんてできない。

一々の相手と力関係をベースに交渉しなければならない。

技術委員会なんてない。

最新技術について技術者同士の意見交換の場すら無い。

自ら掴み取る努力をしなければならない。


ない。

無い。

無い!

無い無い尽くしのアウト工場から学べ!


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GNN元気な生コンネットワークは、

・地域

・枠組み

を超越した同業者の企業間連携。

ひとえに「生コン業」という視点で互いから学び合う。

そこに、アウト、や、組合、なんて概念は不要。


生コン業として成長したい。

そこに、アウトや組合という概念は不要であるように、

僕たち生コンに本気ななまこん工場は、

例え組合員工場であっても前向きなアウト工場に学ぶ姿勢を持っている。


3年目のGNNワークショップ最終章。

「OUT工場はクチーナ」

新しい時代を迎えて新しい時代の生コン工場として、

現代の生コンユーザーの要請にきちんと答えられるように。

それぞれの地域のそれぞれの生コン工場が、

きちんとそれぞれの地域のユーザーに応えることができたのなら。

きっと僕たちの生コン産業は輝かしいステージとなるはず。


生コンでいいこと。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士