長岡生コンクリート
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2017/03/21

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「草莽崛起」 生コン・業界・サステナブル・2020・ICT・AI・防災

「草莽崛起」 生コン・業界・サステナブル・2020・ICT・AI・防災

革命の周期は70年といわれているそうだ。

トランプゲームの「大富豪」。

あることをきっかけに突如ルールが変わる。

これまでの序列が否定されてしまう。

そんなことが革命というのだろうか。

権力は腐敗する。

そんな言葉もあるけれど、

適度な新陳代謝がなければ維持もできない。

それが、人体であったり組織であったり産業だったりするのだろう。


生コン産業ももう少しで70年となる。

今、生コン産業を取り巻く環境はどうだ。

・脱スクラップ&ビルド

・サステナブル社会

・低炭素社会

・2020五輪以降のつるべ落とし

・省人(力)化、迅速施工

・ICT、AI

・拡大再生産の終焉

新時代の幕開けを予兆させるいくつものキーワードがささやかれる。


もともと日本にはなかった欧米型の資本主義。

戦後奇跡と呼ばれた経済発展を遂げ、

Japan as No.1

高度経済成長、バブル経済へと続き。

現在長い低迷の中にある。

人口減少や高齢化のスピードは先進国の中でも群を抜いている。

欧米型の拡大再生産を貫き、

今ではそんな欧米すらも抜いてしまった。

これまでのモデルではおそらく無理だろう。

誰しもが思っていることなのに、

「じゃあ、僕が」

といって名乗りを挙げる当事者は難しい。


もちろんそれは産業構造にも表れている。

バリューチェーンといえば聞こえはいいが、

縮小経済の中ではヒエラルキーの下に行けば行くほど、

搾取対象となって富は上位に集中する。

負担は中小零細企業に寄せられ、

格差はますます増大する。


生コン業界だって例外ではない。

例外ではないというよりは、

当事者ど真ん中の産業といってよい。

インフラを整備する国策によって守られ、

諸外国では珍しく担い手は中小企業。

カルテルは許されているものの歪みは誰の目にも明らか。

鎖国を壊した黒船のような存在。

それが、

・脱スクラップ&ビルド

・サステナブル社会

・低炭素社会

・2020五輪以降のつるべ落とし

・省人(力)化、迅速施工

・ICT、AI

・拡大再生産の終焉

に予兆として現れているのではないだろうか。


そして、日本社会には大災害が襲うとされている。

長崎や広島、東京大空襲で失われた人数と同じくらい、

南海トラフや直下型地震は社会にインパクトを与えるといわれる。

外部からのImpactに翻弄されるのか、

僕たち中小零細企業はまたもや外部要因に振り回されるのか。

停滞する日本経済を元気づけるのは、

中小企業の当事者意識、覚悟、にあると僕は思っている。

あらたな時代の新たな生コン、そして建設業。

考えるべきは個別団体の利益主張などではなく、

社会すべてを巻き込んだ取り組みになっていく。

タコツボ(縦)型ではなくて、すべてがまじりあったあり方。

コンクリート混和剤協会の会長板東氏との面談で考えていたことは、

概ね上記のようなことだった。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士