2017/01/27
「くそ忙しい時に遊びに行ってんじゃねえ」 GNN・ワークショップ・生コン
明石のイチゴはすごい。
日本で一番おいしいかもしれない。
普通チョコレートを食べた後イチゴを食べると酸っぱいはず。
お判りだろう。
チョコ食べた後なのに甘い
明石のイチゴはすごい。
なんで明石に来ているかというと、
毎月定例で開催されているGNN有志らによるワークショップ、
GNNワークショップ
に来ている。
今回は6か月経過したということで半期の経過報告。
各社、昨年対比や予算に対しての進捗を報告し、
200%いってたり、数十%だったり、
あるいは新規事業の失敗談や成功の共有、
新製品トレンドや業界動静まで多様な話題を議論する。
・インターネットを利用した販売促進
・ネコイラズ背取りを利用した小型台数低減
・生コン工場運営合理化アプリ開発
・原価低減
・One day pave出荷状況
・ジャッキアップ工法
etc・・・
内容はお金と時間をかけて集まった人に悪いので細かいことはかけないけど、
やっぱ、みんなその土地ごとに命かけて生コン工場やっているだけあって、
久しぶりに会った同志の議論は尽きることがない。
GNNワークショップに来る前にはなかった売り上げ。
今まで何気なく支出していた経費の圧縮。
議論して、
学習して、
会社に戻って実践してみて、
反省をして、
それらをそのままにしておくのじゃなくてちゃんと計数管理して。
1日1日はとても地味で大きな変化はないけれど、
6か月で振り返ってみるととてもすごい変化に気づく。
それにしても各社担当者はいろいろとジレンマを抱えているようだ。
「会社の理解が得られない」
という問題。
生コン工場は基本半径1時間半の壁の外に出ない。
仕事で出張なんてことはありえない。
だから、社内の他のメンバーからすれば、
「くそ忙しい時に遊びにいってんじゃねえ」
という反感、理解の希薄さ。
これは、よくわかる。
一人ひとり真面目に悩んでいるようだったけれど、
やれることはただ一つ。
「会社の売上を上げて、利益をより多くして、みんなの役に立つ」
だけ。
確かに1時間半の中にしか需要はない。
だけど、
生コン屋にとって一番大切ななにかは、
1時間半の外にある。
籠の中の鳥は籠の外に出てみなければ籠のことを理解できない。
組合秩序を否定するわけではない。
僕たち生コン屋はきちんと社会全体の中にある生コン業の位置づけを理解し、
その当事者として自分自身ができる自分だけの貢献を考えていかねばならない。
今日の結論。
「新規事業は難しい。そんなに簡単にできるくらいなら、みんな儲かっちゃう」
だからこそ、みんなで力をあわせて築き上げていかなければ。
それが、GNNワークショップの使命となるだろう。
宮本充也