長岡生コンクリート
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2017/07/15

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「つづける 事業承継」 GNN・生コン・事業承継

「つづける 事業承継」 GNN・生コン・事業承継

事業承継


何をイメージするだろう?

「納税」

「分割」

「節税」

一般的なイメージとしてはこの辺だろうか。

聞くところによると2年前の税制改正を発端に、

事業承継に係るセミナーの類が年間10,000件全国で開催されているという。

10,000件である。


30,000件

何の数字かわかるだろうか?

1年間の廃業する企業の件数だそうだ。

年間に倒産する企業が10,000件に比べて、

3倍もの会社が、

事業の存続をあきらめてしまっている

多いと思うだろうか、

少ないと思うだろうか。


事業承継


金融商品チックな言葉が先行して、

テクニカルな話題に終始するセミナーを想起する人が多いかもしれない。

ただ、

事業承継

この四字熟語が意味するものは、

「つづける」

ということ。


事業をつなぐ、将来へむけて。


本来の意味を考えた場合、

これは経営者またはオーナー一族だけが考えればいいというものではなくて、

実は勤めている人もしくは社会人全般が関係することだということを改めて認識したい。

事業を将来につなぐことに関して、

サラリーマンも経営者もオーナーもない。

読んで字のごとく。

全ての利害関係人が関係すること。


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※GNNワークショップ Season Ⅲ


きんなまこと金沢生コンさんで開催されているGNNワークショップ、

2日目のテーマは、


「事業承継」


僕も経営者のはしくれとして知っている。

つづける。

どんなに大変なことか。


やめてしまう


いつでもできる。

けれど、

つづける

ということは理屈じゃなくとにかく雨の日も風の日も繰り返すということ。

どんな危機に襲われてもどんなにやる気を失っても。

つづける

そこには途方もないエネルギーが必要であることは、

つづけてきた人にしかわからないだろう。


生コンを地域社会に供給する。

つづける。

当社の場合52年つづけてきて、これからもつづける。

生コン産業は70年ちかくつづけてきて、これからもつづく。


ワークショップに集まる生コン工場はそのほとんどが、

家族経営

上場企業ではない家族経営の場合、

生身の人が経営上の負荷を心身ともにもろに受け止めることになる。

誰しもが経験あると思うけれど、

やめてしまおうなんて思うことは1度や2度ではなかろう。

なのに、つづけている。


今回はたっぷり3時間。

各社の経験談を踏まえて、

GNNワークショップアソシエイツの佐藤智明さん(プルデンシャル生命保険)が司会をし、

ワークショップメンバー工場の経営者や実務者らで、

議論を交わすことができた。


事業承継。


生コンを、つづける。

経営者やオーナーだけの問題じゃない。

従業員、またはその先にいる家族。

関係するすべての人たちにとってかかわること。

このテーマを語る為には実はかなりの時間を必要とする。


GNNワークショップ Season Ⅲに突入し、

僕たちの相互の信頼関係は強いものとなっている。


地域に、重要基礎資材を、供給する。

今だけじゃない。

5年後も、10年後も、30年後も。

そのために大切なこと。

テクニックも大切だけど、

その前にもっと大切なこと。

共感や共有


今回のワークショップでは笑いあり涙あり、

とても素晴らしい意見交換ができた。

コメントで息を詰らせるような場面もあった。


生コンはロボットがつくっているわけじゃない。

感情を持った「人」が練って運んでいる。

やめてしまう

とても簡単なことだしいつでもできる。


つづける


この意味を知るには1年や2年の業績を語るような生易しい覚悟ではない。

本気の覚悟で臨む。

生コンに向き合う。


ワークショップは次回山形に続く。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士