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2018/02/26

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「働き方改革を働いてない人間が押し付けるな」 i-Construction・生コン

「働き方改革を働いてない人間が押し付けるな」 i-Construction・生コン

パブリックコメント:意見募集中案件詳細

紙だけで電子的に処理されないばかりに発生する無駄な業務。夜遅くまで書類の山に追われている若き技術者たちがいる一方で接待交流に明け暮れる権力者たち。「残業するな」と働き方改革を「押し付ける」陰で増え続ける業務量。ノイローゼになる若者たちの現場を知らずにi-Construction怪しからんと声をあげる権力者。


回収骨材が使えるようになる。

JIS A 5308に対して国土交通省が譲歩した形。

そもそもが二重行政に対して、

大阪兵庫工業組合の回収骨材WG(栗延主査)をはじめ、

多くの民間団体がそのパブリックコメントに反発していた。

そして起きた鳥取の事件

標準化され出荷されていた生コンに待ったがかかる。

「建築基準法違反」

表面しか理解できない素人報道機関に断じられ、

一般市民はうのみにする。

僕達のものづくり精神は蹂躙された。

二重行政が引き起こした悲劇。

そしてこの度「知見が得られた」として回収骨材見直しが議論される。

光が見えてきた。


一方、JIS A 5308は来年の改定に向けて、

高強度についてもJIS化を検討している。

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※生コンセミナー in 香川でJIS改正のポイントについて説明する辻先生(「大臣認定に配慮する形で」)今回のJIS改正の快挙である


60NまでをJISで規定する。

これは、国土交通省の大臣認定を配慮したJISサイドの歩み寄り。


生コンは工業製品だから経済産業省の指導監督を受ける。

一方、その生コンは国土交通省が管轄する建設現場で利用される。

ここに歪みが発生する。


ここにきて、その歪みがほどけ始めている。


とても素晴らしいことだと思う。


関係各位の努力に敬意を表したい。

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※回収骨材の使用につながる発表



生コンi-Construction


究極的はここだ。

生産性向上として国交省が掲げるi-Construction

生コンi-Constructionつまりは生コン情報の電子化。

あらゆる生コンにかかわる情報は電子化され、

合理的に処理される。

これは国交省サイドの見解。

一方、生コン側としてはこれに否定的だ。

「二重手間」

と断じる。

「ただでやすやすと情報は出せない」

そのように見解を示す。

生コンi-Construction怪しからん、と。


さあ、楽しみになってきた。

生コンi-Constructionを拒む力は圧倒的のように思える。

JISを定めるお歴々が否定的。

生コンの公益団体のコメントも否定的。

ただ、時代の流れは国交省と経産省が歩み寄り、

より素直なものづくりの在り方にシフトしている。

時代の流れは変えられない。

一部の権力があらがおうとしても無理なほど、

最初は水滴のようだったその脈流は滝のように何もかも押し流す。


どんな時代も大切なのは物事の本質に対しての目線。

どこかの権力を持つ誰かの意見に耳を傾けるのではなく、

現場で起きていることへの配慮。

実際にものづくりを担っている人たちの想い。

現場で何が起きているのか?


紙だけで電子的に処理されないばかりに発生する無駄な業務。夜遅くまで書類の山に追われている若き技術者たちがいる一方で接待交流に明け暮れる権力者たち。「残業するな」と働き方改革を「押し付ける」陰で増え続ける業務量。ノイローゼになる若者たちの現場を知らずにi-Construction怪しからんと声をあげる権力者。


決して二重手間ではない。

誰が二重手間だと入れ知恵したのだろう。

そいつ、馬鹿だ。

心から馬鹿だ、ITチンパンジーはしゃべるな黙ってろ。

生コンi-Constructionに移行したからといって業務は増えることはない。

それがIT情報技術の目的だ。

スマホは二重手間ですか?

脳みそが凝り固まった腐った権力者にくされ業者が入れ知恵しているくされ風景が目に浮かぶ。

反吐が出る。

と、思っている人が多いようだ。


生コンi-Constructionは若手技術者を救う

自動的に伝票情報など生コンにかかわる情報は処理される。

人の手を介さない(伝票が自動的に出力されるのと一緒)。

これまで転記など人の手を介在していたすべてはなくなる。

生産性のない書類整理が消える。

残業がなくなる。

それこそプレミアムフライデーだ。

働き方改革を働いてない人間が押し付けるな


と、思っている多くの人たちがいるように聞く。

僕はそういった意見を聞くと、

なるほどなぁ

と思うし、

このようにブログを書くようにしている。

やっぱいろいろな意見はあった方がいいよね。


とにもかくにも問題視されていた二重行政がこうしてほころびかけてきた

春が近い。

流動性はますます高まってきている。

隠す。

守る。

変化しない。

そんなあり方が正しいなんて思っている人はいないはずだ。

今自分たちがやっていることに置き換えてみる。

考えてみれば単純なことのはずなのにな。

しがらみで動けなくなるのは気の毒だな。

腐った権力者には死んでもなりたくない。


宮本充也

宮本 充也

主な著者
宮本充也

1級(舗装・造園・建築・土木)施工管理技士/コンクリート主任技士・診断士/砂利採取業務主任者/採石業務管理者

危険物取扱責任者(乙4)/毒物劇物取扱責任者/日本農業検定(1級)/エクステリアプランナー(2級)/運転免許証(大型・中型)

勉強中の資格:宅建士