2017/04/04
「中小企業≠情報弱者」 生コン・IT・中古売買・マーケットプレイス
いずれの企業も生産効率の向上は命題だろう。
利便性とか合理性とか少ないインプットで、
最大のアウトプットを作り出す。
もちろん生コン屋もその類に漏れず、
日頃から生産効率をより高める努力を各社行っている。
しかし、あいにくといっていいか生コン工場の大半は、
中小企業(家族経営)
であったりするため、取得できる情報に限りがある。
補助金の財源の90%を支えているのは中小企業なのに、実際に補助金の90%を有効利用しているのは大企業
みたいな話があるくらい、中小企業は情報弱者。
この点を地域・枠組みを超越した連携でブレイクスルーしたい。
そんな文脈もGNN元気な生コンネットワークには織り込まれている。
というWEB上のサービスがある。
要は重機などに特化したWEB上の蚤の市(フリーマーケット)みたいな場所。
これまではこうした取り扱いをする業者が既存の情報脈上に存在する顧客に、
「できるだけ高く」
売ろうとして、その買い手である中小企業は、
「できるだけ安く」
購入しようと努力してきた。
ここには本来求められるべきWin×Winの協業関係は求むべくもない。
ITがもたらしたのは情報の流動性を高めることによって、
売り手も買い手も適正価格を理解するということ。
これにより、売り手と買い手は勝ち負けというフレームではなく、
協業というフレームワークによってパートナーシップを創造することができるようになる。
近日生コン版ALLSTOCKERのようなサービスの展開を考えている。
(GNNナビ上でリリース予定)
・生コン車
・排水処理施設
・重機(ホイルローダー、バックホウ)
・試験室器具
・その他周辺設備
など、生コンに特化した中古品の売買ができるWEB上の蚤の市。
これまで3400工場が全国に分布し情報が制限されてきた生コン業。
「欲しい」と「要らない(売るよ)」が交錯するのは運しだいとなっていた。
ここにITを導入することにより「欲しい」と「要らない」を可視化(俯瞰化)する。
売り手、買い手、どちらも適正価格でモノを手にすることができる。
資本主義の特徴としてどうしても情報弱者が富を手にできない、
チャンスを手にしづらいというのがあると思う。
サプライチェーンの下流に行けば行くほど搾取対象になるような。
今更言うまでもないことだけど、ITがもたらしたことは、
「中小企業≠情報弱者」
中小企業がITを利用して情報という武器を実装し、
覚悟とアイディアで大企業と伍していくような資本主義経済。
経済学の専門家でもないのでこのくらいにしておきたいが、
資本主義をベースに経済がより活発に広がっていくキーとなるのは、
99%以上といわれる中小企業の活躍にあると思う。
その意味で、日本の象徴的中小企業像生コン業がまず実践する。
GNNをはじめ全国の生コン工場が情報を適正に手に入れ、
そのうえで覚悟とアイディアで生き残っていく。
そんな文脈を織り込んだ取り組みとして、
GNN中古品売買サービス
が今後広がっていくことを期待したい。