2017/06/04
「ありがとう。車買ってあげる」 情報戦略・IT・生コン・中小企業
このところ日曜日が憂鬱である。
ここ15か月僕はブログを中心に、
情報戦略に取り組んでいる。
「生コンブログ」
果たして特定の製品をテーマとしたブログ。
・たまねぎブログ
・はくさいブログ
・湖ブログ
ぐぐってみたがどれも「生コンブログ」のように、
特定の何かをテーマにブログを書き続けているものはないようだった。
「生コンブログ」
ググってみてほしい。
1日に3~7本のブログを更新している当サイトは、
ぶっちぎりで1番に掲載されている。
そのほかをいくつか閲覧してみると、
GNNでお友達の「かばおのブログ」(東伸コーポレーション)や、
大阪誠建さんという生コン工場の社長ブログ、
他にも、「あくまでも生コン屋です!!」というブログが見つかる。
その他いくつかブログを書いている生コン関係者もあるようだが、
残念ながら数年前に力尽きて停滞状態のサイトも多く、
いかに生コンに関する情報発信が難しいかを如実に物語っている。
「ブログ読んでます」
この一言、
もし僕が羽振りが良くて、機嫌が良くて、その人が女子だったら、
「ありがとう。車買ってあげる」
くらい、うれしい。
ブログをはじめとした情報発信は見た目ほど派手じゃない。
実際にやっている人にとってはものすごく地味。
まるで世の中には自分一人しかいないのではないか?
っつーくらい、孤独で地味な作業となる。
「いいね」に敏感になる(笑)
※至近1か月と2016年2月~3月の1か月(情報戦略実施前)の比較
1日1日の地味な作業では全く分からないのだけれど、
やり続けたことは確実に「何か」にはなっている。
その証拠が、
・セッション 583%増
・ユーザー 601%増
・ページビュー 425%増
という数字に表れている。
実際にやるということがいかに大切か?
やり続ける
ということが実はどれだけ難しいことなのか?
そして、その単純な「やり続ける」という行為以外に、
実は効果のある方法が他にないということがわかる。
近道はないのである。
今、当社情報戦略はあらたなステージに立っている。
もちろん、WEBサイト「生コン」を中心として、
各種メディアとの相乗効果を期待した動きを図っている。
・ライブ(見学会、セミナー)→透水性コンクリート見学会、残コンフェス全国ツアー (月に8回のペース)
・FAXDM→ライブ2週間前に開催地区に配信(月に8回以上のペース)
・メルマガ→月刊残コン、月刊透水、月刊補修、月刊i-Con(月1回ずつ4件)
・SNS→ブログ更新毎FB、週刊生コンFB、日ごとLINE出荷案内
・月刊生コン情報誌→NR Times(月に1回5,000件に郵送またはメルマガ)
※上記をKPIとしてPDCAを繰り返している
リアルとWEBを織り交ぜて各種メディアを掛け合わせた情報発信をしている。
波状・相乗的に繰り返される情報発信で、
グラフにもあるようにセッションやPVが漸増軌道に乗った。
つまり、そのままコンバージョンの増加につながることになる。
こうした漸増軌道にはどこかに閾値があるとされる。
※上図のように、ある値を境に急激に増加する感じ
閾値の誘因は何か?
もちろん、
・時間
とすることもできるだろう。
まだ、15か月しかたっていないのだ。
「石の上にも3年(36か月)」
の半分にも満たない。
さらに、最近は「既存メディアの活用」も検討事項に入れている。
別のブログで書くつもりだが、
「週刊エクステリア」
という会社に以前よりお世話になっていて、
この度コラボレーションを考えていたり、
ライブの告知や新規情報についての掲載を、
「セメント新聞」や「コンクリート新聞」に依頼するなど、
有料にはなるけれど既存メディアの新聞や雑誌などに広告記事を入れてもらうなど、
さらに情報戦略を重層的に図っていきたいと思う。
これからの時代、中小企業にこそ情報戦略が必要。
何も伝えなければ存在しないのと同じ
「知ってたら買ったのに」
何度聞いた言葉だろうか、この営業マンをがっかりさせる一言。
シリーズ化したこのブログでは、
中小企業でもできる規模の投資と努力でいかに成果が上がっていくか。
リアルガチで報告していきたいと思っている。
15か月経過した情報戦略、
6月~11月の6か月を効果測定の期間として定めている。
この6か月で閾値を迎えられるようにしたい。
日曜日なので悶々と書き連ねてしまったが、
本稿「生コン屋の情報戦略」が、
僕と同じような中小企業の糧になるのであれば、
望外の喜びである。